SL 冬の湿原号(釧網本線)
「SL冬の湿原号」は、1月~3月に日にち限定で運行するJR北海道の観光列車。 釧路から標茶までの
7駅間の通常50分程度の距離を1時間30~45分かけて、ガイドによる説明を聞きながらゆっくりと
釧路湿原を楽しむことができます。
車内はニス塗りの重厚な壁、木枠のイスなど、徹底して「本物のレトロ」にこだわっています。
釧路湿原の大パノラマが広がる車窓からは、雪原に舞うタンチョウやエゾシカなどの野生動物の姿が
見られることも。風情のあるこのSL湿原号を求めて、毎年全国から多くの鉄道ファンや観光客が訪れ
ます。
記念すべき25周年を迎える今冬も、2025年1月18日(土)~3月23日(日)の期間に運行します。
【上り】釧路駅 11:05発-標茶駅 12:35着 【下り】標茶駅 14:00発-釧路駅 15:42着
5両編成の客車をけん引するのは、国鉄C11形蒸気機関車171号機。1940年の製造以降、長い歴史を
持つこの機関車は、2024年現在 北海道で唯一運行されているSLです。かつては深名線朱鞠内機関支
区などで実際に運行し、1975年からは標茶町の桜児童公園で展示されていました。 1999年のNHK
朝の連続テレビ小説「すずらん」の放映をきっかけに復元され、2000年1月から「SL冬の湿原号」と
して運行を開始しました。
往路の標茶方面へはC11-171が先頭で客車を牽引しますが、標茶駅に転車台(ターンテーブル)がな
いため、復路はC11-171がバック運転で客車を牽引します。
5両編成で1号車と5号車は「たんちょうカー」(スハフ14)、2号車が「ストーブカー(カフェカー)」
(スハシ44)、3号車と4号車が「ストーブカー」(オハ14)となります。
≪釧路駅≫
釧路市の代表駅であり、札幌駅とを結ぶ特急
「おおぞら」の始終着駅である。また、北海
道旅客鉄道釧路支社が置かれている。
建物は道内で現存する最後の民衆駅であり、
駅舎の建設を国鉄と地元が共同で行い商業施
設を設けた駅ビル形態の施設である。
釧路駅 - 根室駅間には「花咲線」の愛称が、
また、釧網本線の列車は全列車が隣の東釧路
駅から直通運転し当駅に発着している。
駅前には、釧路湿原のタンチョウをイメージ
したモニュメント! (左・下)
D51形の動輪碑 (右・下)
日本最東端のLED発車案内表と自動改札機!
LEDタイプの発車案内表が設置されている駅と
しては日本最東端であり、定期運行している特
急列車の停車駅としても同様である。
終日社員配置駅で自動改札機(Kitacaは非対応
設置駅としては日本最東端)
指定席券売機(クレジットカード専用)、話せる
券売機、みどりの窓口、駅レンタカーがある。
3番ホームからの
発車(11時05分)
を待つ
「SL冬の湿原号」
標茶行き
今年は25周年の記念
企画として、特別デ
ザインのヘッドマー
クを装着して運行!
国鉄C11形蒸気
機関車171号機
が先頭で、5両
編成の客車を牽
引!
SL冬の湿原号
25周年サボ!
(右)
ホームに設置の釧
路駅 ” 湿原の鐘 ”
を鳴らし「SL冬
の湿原号」の旅立
ちを盛り上げます。
黒煙を上げて発車準備完了!
いざ! 標茶駅に向けてまもなく出発!
SL冬の湿原号
の機関室には機
関士と機関助士
が乗っており、
機関士が加減弁
ハンドルやブレ
ーキを使ってS
Lを運転。
機関助士は石炭
を火室に入れた
り、ボイラーに
水を送ったり、
力を合わせて
SL冬の湿原を
動かしている。
” 1号車・5号車 ”
「たんちょうカー」
大きな窓の外には、
釧路川と湿原の景
色。川側にカウン
ター席、山側の高
床ボックス席を配
置し、どの席から
でも眺望を楽しめ
ます。
「タンチョウの赤」
をヒントにしたえ
んじ色の座席や、
雪原の木々をイメ
ージした木目調の
壁面が、温かみと
高級感を演出!
2号車「カフェカー(ストーブカー)」
旧型客車スハ44形を改造したスハシ44-
1の「カフェカー」です。 14系客車と比
べると旧型客車のレトロ感があり、天井
の車内灯や扇風機に懐かしさを感じる。
車内には飲食物やお土産品などを販売す
るカウンターが設置されています。
車内販売カウンターでは、オリジナルグ
ッズや沿線の特産品、車内限定販売グッ
ズなどを購入できます。
ダルマストーブ
や床板なども、
レトロ感たっ
ぷりです!
乗車記念スタン
プが設置されて
います!
3・4号車「ストーブカー」
すべてボックス席で、14系客車を改造
した大型テーブル付きです。
エゾシカの角をモチーフにした荷棚や、
テーブル・取手・肘掛けに北海道産の
タモ材を使用するなど、随所に北海道
らしさが散りばめられています。
車両のタイプごとに色が違っていたシ
ートも、タンチョウヅルとエゾシカの
意匠です。
昔懐かしいダルマストーブを囲んで自
由にくつろぐことができ、走行中に車
掌さんがストーブに石炭を補充しに来
てくれるので、ずっとポッカポカです。
SLの顔が正面
に見える”ビュ
ースポット”
1・5号車:た
んちょうカー
車掌室に慌ただ
しく集まる!
緊急事態発生か
車両の不具合で
暫く停車!
車両の天井に扇
風機と照明。
電球の形もなん
となく時代を感
じレトロな感が
漂う!
荷台や照明など
細部に至るまで
北海道ならでは
の装飾が施され
ています。
車内には、丹頂
鶴、オオワシ、
エゾシカなどが
至るところに描
かれています。
照明カバーは、タンチョウヅル
の透かしが入ったとても凝った
もので、2号車以外は全部この
仕様です。
各トイレの向かいの大型荷物置場
も今回のリニューアルで設置され
たもの。
1号車、5号車端の乗務員室(右)
≪ 茅沼 駅 ≫
今は無人駅です
が、長年にわた
り駅員たちが丹
頂鶴に餌付けを
していたことも
あり、今でも丹
頂鶴が多くこの
駅付近で見るこ
とができます!
昭和時代、当時
の駅長が水害に
より営巣地を失
ったタンチョウ
たちのための餌
場を設置したこ
とから始まった
そうです!
駅舎は1989年に
改築の三角屋根の
ログハウス。
「タンチョウヅル
の見える駅」とし
て有名で、駅舎入
口のドアの両脇に
タンチョウのデザ
インがあります。
駅舎内の待合室に
は、タンチョウな
どの写真が多数展
示されています。
単式ホーム1面
1線の駅、かつ
ては副本線や側
線を有した。
ホーム側駅舎の
駅名表示は仮名
表記。「タンチ
ョウの来る駅」
をアピールして
いる!
H100‐62 釧路
行きの発車を見
送る!
” タンチョウ ”
駅前に展示!
” SLの動輪 ”
茅沼駅の駅舎横の木に ” シマエナガ ” が!
茅沼駅に「タンチョウ」と「SL」のコラボを
撮影に来駅!
駅前の木に人盛りが! 木を見上げてカメラを
掲げている。何をしているのかな? と聞いたと
ころ、” シマエナガ ” の撮影とか!
筆者も「タンチョウ」をさておいて、待つこと
30分、” シマエナガ ” が飛来!
思いがけない貴重な撮影となりました。
茅沼駅に飛来! ” シマエナガ ”
体長14cm、体重は8gほどの
小さな小さな鳥で、北海道に
生息し、丸くて白い姿はまる
で雪だるまのようです。
北海道の冬、雪に覆われた真
っ白な森を生き生きと飛び回
るシマエナガは、いつしか
「雪の妖精」とよばれるよう
になりました。
氷柱をホバリングして舐めてい
る姿を写真に収められるのは滅
多になく、まさに奇跡の一枚!
≪ 標茶 駅 ≫
「SL冬の湿原号」
は、1時間30分の
楽しい旅を終え、
終点、標茶駅1番
線に到着!


ホームでは、
ご当地キャラの
温かなおもてな
しと歓迎を受け
ます。
左: ハッピーく
ろべぇ
右: ミルクック
2番線に転線後、
客車からC11 171
を解放する。
その後、SLは客車
から切り離され、
単機でいったん摩
周方面に移動!
手動でポイントを
切り替えて再度バ
ックして、3番の
りばがある線の給
水と給炭ポイント
まで移動します。
出発時刻が近づ
くと、機関車は
3番のりばを通
過して釧路方に
バックで移動!
進行方向・ポイ
ントを切り替え
て、2番のりば
に停車している
客車の連結に向
かう!
機関車は一旦停
止、2番のりば
に停車している
客車の連結準備
をする駅係員!
機関車は係員の指
示により、2番線
に停車してい客車
へ連結のため徐々
に進行!
客車に連結!
連結を確認し、機
関士に報告すると
共に連絡用レシー
バーを受け取る!
機関車と客車との
連結を終え、釧路
へ向けての発車準
備完了!
ホームから、
ご当地キャラク
ター「ミルクッ
ク」、「ハッピ
ーくろべぇ」も
お見送り!
英語、中国語を
交えた横断幕を
掲げお見送り。
国際色ゆたかで
すね!
「どさんこ乗馬
体験」の馬2頭
までもがお見送
り!
楽しいですね!
≪ 塘路 駅 ≫
駅舎は1953年(昭和28年)に改築
されて以来のものであるが、1998年
(平成10年)にログハウスを模した
外観に改修されており、旧事務室部分
には喫茶店「ノロッコ & 8001」が
入居している。
ホーム側の駅舎入口前に歓迎文字が!
” ようこそ 湿原に出会える塘路駅 ”
構内踏切をはさん
で相対式ホーム2
面2線の無人駅。
釧路方面を望む!
駅名標と釧路湿原
で最大の湖「塘路
湖でカヌー」観光
案内板!
1・5号車「たんちょうカー」川側カウン
ター席の大きな窓から、釧路川と湿原の景
色が望め、そこに生息している丹頂鶴、エ
ゾシカなどの生き物たちをじっくり味わう
ことができます。
標茶町に入ると「星空の黒牛」が見える?
(左・下)
塘路からは釧路川のすぐ近くを走ります。
釧路湿原を流れる釧路川がS字に蛇行しな
がら流れる様子をみることができます。
釧路川には高低差が無いので川の流れがと
ても緩やかです。 (右・下)
野生のエゾシカも
たくさん見ること
ができました。
どこまでも続く、
湿原を気持ちよさ
そうに歩いていま
した。
釧路川と新釧路川
を分ける「岩保木
水門」
釧路川治水のため
に作られた新岩保
木水門、旧岩保木
水門が見えてくる
と釧路湿原区間は
終わりです。
≪ 釧路湿原 駅 ≫
1988(昭和63)年
釧路湿原を一望できる
細岡展望台への最寄り
駅(徒歩約20分)と
して開業。
駅舎はカラマツ材を使
用したログハウス風で
屋根は翼を広げたタン
チョウをイメージして
います。
≪ 釧路湿原国立公園
細岡展望台 ≫
釧路湿原は、国立公
園に指定されており、
日本に存在する湿原
の半分以上の面積を
この釧路湿原が占め
ているほど、貴重な
湿原地帯です。
どこまでも広がる釧路湿原の中を大きく
蛇行する釧路川と、阿寒の山々を一望する
ことができます。また、展望台から見る夕
日は、すばらしくきれいな場所です。
今回は、夕陽の見える時刻ですが、雨模様
の曇り空で残念です!
「SL冬の湿原号」も釧路湿原駅に停車し
ます。
(細岡展望台より撮影!)
幣舞橋(ぬさまいばし)は、札幌-豊平橋、
旭川-旭橋とともに北海道の三大名橋と呼
ばれています。
4代目のデザインを引き継いだ現在の橋は
5代目として1976年に建設。
日本では珍しい、橋上彫刻の「四季の像」
が橋の欄干にはそれぞれ1体ずつ、計4つ
の彫刻作品が飾られています。 それぞれ
春・夏・秋・冬を表現しています。
エキゾチックな香りの「四季の像」のシル
エットが幻想的な風景を醸し出しています。
太平洋を背景に、紅に染まる夕日と重なり合
って釧路の観光名所となっています。
「春の像」 「夏の像」 「秋の像」 「冬の像」
釧路の夕日といえば、釧路川河口
付近にかかる幣舞橋(ぬさまいばし)
は夕日の名所です。
世界中を旅する船乗りたちは、釧
路の風景を見て口々に言ったとい
います。「この港の夕日は、世界
でも屈指の美しさだ」と。やがて
この言葉は世界に伝わり、釧路港
の夕景はインドネシアのバリ島・
フィリピンのマニラ湾と並ぶとし
て称賛されるようになりました。
「春の像」「港町かもめホール」
を背景に、幻想的に夕陽が徐々に
沈んでいきます!
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