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JNR・JR
ゆふいんの森（久大本線）
ゆふいんの森は、JR九州の特急列車で、福岡県（博多）と大分県（由布院・別府）を往復する観光
列車、1989年に運行が開始され、リゾートトレインとして人気を集めています。必要なきっぷは、
乗車する区間で有効な「乗車券」、「指定席特急券」が必要です。
この特急列車は、緑の木々と緑薫るホテルのようなリゾート感のある車両で、キハ71系ディーゼル
カー4両編成（ゆふいんの森 I世）、キハ72系ディーゼルカー5両編成（ゆふいんの森 III世）で
運転されています。
今回、博多を出発して久留米から久大本線に入り、南由布を駆ける特急「ゆふいんの森」の撮影と
共に、博多から由布院までの約２時間14分の快適な、「ゆふいんの森」１号（ゆふいんの森 Ⅲ世)
乗車記を掲載しています。
≪ 博多 駅 ≫
1989年に登場した
初代「ゆふいんの森
Ⅰ世」（キハ71系デ
ィーゼルカー）4両
現行ダイヤでは3号
と4号を担当。
「ゆふ」
キハ185系気動車
基本的には「ゆふ」
「ゆふいんの森」と
2系統の特急列車と
して運行。「ゆふい
んの森」 の運休時に
は同一ダイヤで「ゆ
ふ」が運行されてい
る。 （左）
1999年に登場した、3代目となる「ゆふいんの森 Ⅲ世」
（キハ72系ディーゼルカー）
現行ダイヤでは1・2号と5・6号を担当しています。
Ⅰ世よりもヘッドライトが少し小さくなり、キリッとした
表情になりました。
一番新しい「ゆふいんの森」号で、5両編成です。
博多駅 9時17分発「ゆふいんの森」１号
（ゆふいんの森 Ⅲ世）に乗車し ”イザ ” 由布院へ！
≪ 乗車記 ≫
客室乗務員のお迎えを受け
乗車！
普通車指定席のうち、運転
席すぐ後ろの席は展望席に
なっており、迫力ある列車
前方の眺望が楽しめます。
「ゆふいんの森 Ⅲ世」
（１～３・５号車）
カジュアルでおしゃ
れな車内で頭上に手
荷物収納スペース！
大型のテーブルを備えた、4人向かい合わせの座席。
「ゆふいんの森 I世」は2号車に2区画、「ゆふいん
の森 III世」は3号車に4区画あり、大型テーブル付き
で3人から4人で利用できます。
（4号車）
森の中のような雰囲気の車内！
椅子から天井まで木々があしらわれたデザインで他の
車両と違った雰囲気。
吊り橋のような
通路があるハイ
デッカータイプ
の車体！
3号車と4号車
のデッキはグリ
ーンのアルミパ
ネル。
1号車と2号車
のデッキは
木目パネル。
（３・４号車）
大きな窓の展望スペース
（フリースペース）
（3号車）
車椅子利用にも対応し
た多目的トイレ。
客室乗務員による
沿線観光案内！
（3号車ビッフエ）
軽食やドリンク、お土
産品などを販売！
大きな窓にカウンター
テーブルを備えた展望
スペースと一体的な構
造で、車窓を楽しみな
がらくつろぐことも！
子供用の「ゆふ森レディー制服」が準備され、記念撮影
サービスなどに対応！
クリスマスのオーナメントなどで
飾りつけ！
ワゴン 車内販売！
飲み物やお菓子、
名産品などの土産物
を販売！
（ 車 窓 ）
筑後川を渡り
トンネルを抜
け次第に緑の
山々へ！
” 慈恩の滝 ”
上段、下段と合わせ
て約30mの落差があ
る二段滝！
” 伐株山 ”
豊後森駅手前のまる
で切り株に見える、
国内でも珍しい形の
山！
九州で唯一現存する
扇形機関庫！
豊後森機関庫ミュー
ジアムの前ではお手
振り歓迎！
由布院駅到着前には
豊後富士と呼ばれる
由布院のシンボル由
布岳が見える（下)
≪ 由布院 駅 ≫
駅舎は1990年竣工、
礼拝堂がイメージされ
木造で黒塗りの外観！
「ゆふいんの森」１号
（ゆふいんの森 Ⅲ世）
2時間14分、のんびり
ゆったりした楽しい旅
が終りを告げます！
1番線ホームにあし湯
を完備！
キハ185系「ゆふ」と
「或る列車」がご対面！
≪ 野矢 ～ 由布院 ≫
由布岳を背景に由布
院駅を発車し博多駅
に向かう！
「ゆふいんの森」２号
ゆふいんの森 Ⅲ世
（キハ72系 ディーゼル
カー） 5両編成！
由布院駅に到着する！
「ゆふいんの森」 3号
大分行き
ゆふいんの森 Ⅰ世
（キハ71系 ディーゼル
カー） ４両編成！
≪ 野矢 駅 ≫
無人駅で、駅舎は
1984年(昭和59年)
建設の簡易駅舎！
待合室内にはベンチ
がいっぱい並んでい
ますが、乗車客は数
名とか？
1992年に特急ゆふ
を運行する際の高速
化工事により交換設
備を設置し、現在は
相対式ホーム2面2線
の駅である。
標高は543mあり、
久大本線の駅では最
も高い駅である。
※ 当駅でゆふいんの森2号が運転停車し、ゆふいんの森3号が通過する形で列車交換を行う！
「ゆふいんの森」2号
ゆふいんの森 Ⅲ世
（キハ72系）博多行き
が運転停車！
「ゆふいんの森」 3号
ゆふいんの森 Ⅰ世
（キハ71系）大分行き
が通過！ （2段下）
≪ 引治 ～ 豊後中村 ≫
紅葉した木々を背景に
鳴子川橋梁を渡り、別
府から博多へ向かう！
「ゆふいんの森」４号
ゆふいんの森 Ⅰ世
（キハ71系）博多行き！
≪旧豊後森機関庫≫
昭和9年に久大線全
線開通と同時に完成
最盛時には蒸気機関
車21台が所属する大
規模な扇形機関庫で
あつたが、鉄道ディ
ーゼル化により昭和
46年に廃止。
平成21年に機関庫及
び転車台が近代化産
業遺産に認定、平成
24年には「旧豊後森
機関庫」及び「旧豊
後森機関庫転車台」
として国の登録有形
文化財に登録！
平成27年に、福岡県
志免町から坪公園で
展示されていた、
9600型蒸気機関車
「29612」号機を無
償譲渡を受け、保存
展示している。
蒸気機関車には前後
の区別があったため
方向転換のために大
規模な扇形機関庫や
転車台が必要であっ
たが、1971年(昭和
46年)に廃止！
≪ 豊後森 駅 ≫
単式ホーム1面1線
と島式ホーム1面
2線の計2面3線の
駅。駅舎は三角屋
根の木造建築とな
っている。
平成25年、水戸岡
鋭治氏のデザイン
でリニューアル。
久大本線では数
少ない業務委託
駅できっぷうり
ばがある
また、隣には券
売機が1台設置
されている。
待合室にはアー
トな椅子。また
ピアノが設置さ
れている。
隅っこにある本
棚には、玖珠町
の名産品などが
飾られていた。
≪ 豊後中川 ～ 天ケ瀬 ≫
玖珠川を渡る！ 「ゆふいんの森」１号
（ゆふいんの森 Ⅲ世）
キハ72系ディーゼルカー
由布院行き
「ゆふいんの森」２号
（ゆふいんの森 Ⅲ世）
キハ72系ディーゼルカー 博多行き
≪ 豊後中川 駅 ≫
単式ホーム1面1線
の無人駅。
2015年に、駅近
郊の出身者のふる
さと納税等を資金
として、木造の新
たな駅舎待合室と
なった。
かつて2面2線だっ
た頃に使用されて
いた旧ホームの跡
に桜の木が植えら
れ、桜の開花時期
には桜の花のそば
を列車が走行する
撮影スポット。
この季節に再度訪
れたいですね！
