私鉄ローカル線
阿 武 隈 急 行
福島県福島市の福島駅から宮城県柴田郡柴田町の槻木駅に至る、54.9km(福島~矢野目信号場間
4.7km は、東北本線との重複区間)で24駅を有し福島 - 矢野目信号場以外は単線自動区間。旧日本
国有鉄道特定地方交通線であった丸森線を引き継いだもので、第三セクター鉄道としては初の全線交
流電化路線である。地元では「あぶきゅう」の愛称で親しまれている。
全列車が各駅停車であり、1時間あたり1~2本程度の列車が運行され、福島駅~槻木駅間を直通運転
する列車のほか、福島駅~梁川駅・富野駅・角田駅間および槻木駅~丸森駅・梁川駅間の区間列車が
設定されている。また、朝夕の2往復は阿武隈急行の車両が東北本線槻木駅~仙台駅間に乗り入れる
片方向直通運転を行っている。
≪ 福島駅 ≫
ビルの谷間に駅入口があります!
JR1番線北側に頭端式ホーム1面2線を持
ち、左側を阿武隈急行線、 右側を福島交通
飯坂線が使用している。
改札口は2社で共同で使用されている。
(入鋏は福交の駅員、集札・精算はそれぞ
れの駅員が行う)
JRとの連絡改札口があり、簡易Suica改札
機が設置されている。
「伊達なトレインプロジェクト」 ラッピング列車!
2016年3月19日よりご当地アニメ『政宗ダテニクル』
と阿武隈急行がタイアップを行ったラッピング列車を運
行、8100系電車のA-9編成が使用されており、およそ
4年間運行を予定している。
伊達氏発祥の地の伊達市や関連の史跡、
名所をPRしようと企画され、伊達政宗の
陣羽織をイメージした濃い青色にカラフ
ルな水玉模様が車両全体に描かれ「政宗
ダテニクル」のキャラクターや沿線市町
の名所などが写されています。
≪ 二井田駅 ≫
相対式ホーム2面2線の地上駅で無人駅。
上りホームと下りホームの間に構内踏み切りがある。
キャッチフレーズは、「いちごとくだものの里」!
列車交換で上り列車の到着を待つ!
8100系A-9編成ラッピング列車
上り福島行き 8100系が到着!
≪ 兜 駅 ≫
単式ホーム1面1線の無人駅。改札口と
切符売り場はない。駅前の道を回りこん
でトンネルで線路をくぐり下に出ると、
小さな集落と果樹園や畑に出る。
キャッチフレーズは、「民話の里」。
兜駅に到着する8100系 槻木行き(左)
出発する8100系A-9編成 槻木行き(右)
≪ 丸森駅 ≫
島式ホーム1面2線を有し、折り返し列
車が設定されている。駅本屋とは構内
踏切で連絡している。
上り本線の福島方に保守用車用の保守
基地線があり。社員配置駅。出札窓口
自動券売機、トイレ、待合所が駅舎内
におかれている。
≪ 瀬上 ~ 向瀬上 ≫
夕暮れの第一阿武隈川橋梁を渡る!
8100系 槻木行き
背景は福島市のシンボルとなっている吾妻小富士。
阿武隈川の鉄橋を渡る「伊達なトレインプロジェクト」
8100系A-9編成 槻木行き (下)