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えちぜん鉄道

えちぜん鉄道
      かつては京福電気鉄道として運営されていましたが、2000年、2001年と半年間に2度の重大な列車
     事故が発生し、2001年から運休になり廃止寸前までいきましたが、地元の熱意により、地域住民の足
     を確保するために、2002年に福井市・勝山市等が出資する第三セクター方式の「えちぜん鉄道」が
     設立され、翌年2月1日に見事に再生し開業しました。
     越前本線は勝山永平寺線と改称したものの、永平寺線は収支の好転が見込めないことから同日付で廃止
     された。 1930年代には95.2キロあった路線も、現在は勝山永平寺線(福井~勝山)27.8キロ、三国
     芦原線(福井口~三国港)25.2キロ 合計:53.0キロとなっています。
     営業再開時には自動券売機が全廃され、2020年春には福井駅に自動券売機が設置されたが、今後、他
     駅での設置や増設の予定はなく、すべて窓口の係員または車内のアテンダントから購入するスタイルに
     改められた。
     また、2016年3月27日、「フェニックス田原町ライン」として、三国芦原線の鷲塚針原駅(朝のみ
     福大前西福井駅)から田原町駅経由で福井鉄道福武線 越前武生駅との間で相互直通運転を開始した。

                      ※ S.55年 撮影 / 京福電鉄は上段 ”京福鉄道” をクリック!

    ≪ 福井駅 ≫
 平成27年の北陸新幹線金沢開業に伴い、
  JR福井駅西口駅前広場に恐竜の動くモ
 ニュメント等を設置。また、駅舎の壁面
 には恐竜イラストのラッピングを行うと
 共に、恐竜のトリックアートを設置、県
 の玄関口で「恐竜王国福井」をPR!

 駅に入り左側がJR
 右側の細い通路を
 往くとえちぜん鉄道

 恐竜博士が道案内?

 

 フクイサウルスの展示や恐竜博士の座って
 いるベンチもあり、記念撮影におすすめ!
 左にきっぷ売場があり、改札口を通りエスカ
 レーターで2階へ!
 高架の島式ホーム1面2線にMC6109形、
 6112形が単行で待っていました! (下) 

 

 

 





      ≪ 田原町駅 ≫ 
  単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線
  合計2面3線のホームを持つ地上駅です。
  2番線は低床式相互直通列車専用乗場で
  3番線と比較すると一段と低い。

  2番線と3番線の間にある待合室(右)

  えちぜん鉄道の駅は有人駅(終日)で、
  福井鉄道の駅はかつて無人駅であった
  が、えちぜん鉄道との相互直通運転開
  始を機に有人駅となった。

        福井鉄道の駅  (右)


  駅を出発し踏切を渡るえちぜん鉄道 (右)
  平成28年3月27日、福井鉄道とえちぜん鉄道
  の相互乗り入れ運行を開始!2番乗場は福武線
  と三国芦原線のそれぞれの線路が繋がっており
  低床式で相互直通列車専用乗場となっている。
  福井鉄道 越前武生からF1000形が2番線に到
  着し鷲塚針原に向かう!   (下)

 

 

 

 

  

   ≪ 中角 ~ 新田塚 ≫
  九頭竜川橋梁を渡る!  各車両

 九頭竜川橋梁は、1915年(大正4年)に完成
 した全長約331mの鉄橋で、えちぜん鉄道
 で最長の橋です。撮影スポットは、中角駅
 で降りてすぐの九頭竜川の堤防上です。

 

 

 

 

 

   L形(ki-bo キーボ)
 三国芦原線と福井鉄道との相互直通運転に使用さ
 れる2車体連節構造の低床LRVである。ネーミン
 グは「ki-bo」の「キ」は車体の黄色、「ボ」は
「坊や」と「相棒」、全体で「希望」を表現、相互
 直通列車の福井鉄道F1000形の愛称「FUKURAM」
(フクラム)と合わせると「希望ふくらむ」となる。

 

 

 

 



 

 

 

 



 えちぜん鉄道L形(ki-bo キーボ)
 は2車体連節だが、相互直通運転の
 福井鉄道F1000形は3車体連接車。

 鷲塚針原に向かう福井鉄道F1000形
 1003編成〔グリーン〕 (左)
 越前武生に向かう福井鉄道F1000形
 1002編成〔ブルー〕  (下)

 

 

 

  



    ≪ 中角駅 ≫
  九頭竜川橋梁を渡って20mほど先のところにあり、
  ホームは盛土上で、高架駅並みに長い階段を昇降する。
  
  九頭竜川を渡り、可愛らしい待合室を横目に発着する!
       5000形 ・ 6000形 ・ 7000形  (下)


  ※ MC5001形 - 1両 (5001)
   現用車両では唯一のオールロングシート車で、また京福電鉄時代から運行している最後の電車である。

  ※ MC6001形 - 2両 (6001+6002)、MC6101形 - 12両 (6101-6112)
   現在のえちぜん鉄道の主力。愛知環状鉄道より無償で譲り受け、全車両ともスノープローを兼ねたスカートを取り付けている。

  ※ MC7000形- 12両 (7001+7002・7003+7004・7005+7006・7007+7008・7009+7010・7011+7012)
   JR東海から飯田線で使用していた119系のうち、冷房搭載・ワンマン化改造を受けた5300番台の12両を譲り受け改造。

 

 





  ホームから九頭竜川橋梁
  が望める!   (左)
  
  駅から歩いて3分のとこ
  ろにある白山神社(右)
                 


    ≪ 鷲塚針原駅 ≫
  えちぜん鉄道では6つの駅舎が国の登録有形文化財
 に登録、鷲塚針原駅もそのひとつで昭和3年に開業。
 駅舎は外観が塗り替えられただけで、開業当時の姿
 をとどめています。駅舎の屋根は、古いレールを再
 利用した柱で支えられ、昭和初期の駅舎の風情を醸
 し出している。
 駅待合室と駅に到着した5000形 三国港行き(下)

 

 

 

 



 

 平成28年3月27日から福井鉄道 福武線との
 相互直通運転を開始、福井鉄道の折り返し駅
 となった鷲塚針原駅では、従来からの島式ホ
 ームのほかに、福井鉄道直通車両用の低床ホ
 ームが新設された。
 F1003編成〔グリーン〕の車内 (下)

 

 

 

 

 6000形とF1003編成とが並ぶ! (左)


 従来からの島式ホームに停車の7000形と
 福井鉄道直通車両用の低床ホームの
 F1002編成〔ブルー〕  (下) 

 

 

 

 



          ≪ あわら湯のまち駅 ≫
       相対式2面2線のホームを有する有人駅で福井県屈指の温泉地「あわら温泉」への最寄駅です。JRにも芦原温泉駅
       がありますが、こちらは約5kmほど離れている。
       レンガ造風で平屋建ての駅舎の表玄関左側には、あわら温泉情報処「おしえる座ぁ」が併設されています。

 

 

 

 




    ≪ 三国港駅 ≫
 三国芦原線の終着駅である三国港駅は、
 大正時代の古い駅舎があり、坂井市や
 福井県の鉄道資料館も併設されている。
 線路はホームから約100mほど先で途
 絶えていて、いかにも終着駅らしい雰
 囲気に溢れています。

 

 駅の福井駅側には、レトロな橋があり国鉄
 三国線時代からのもので「眼鏡橋」と呼ば
 れて国の登録有形文化財となっています。
 1913年(大正2年)に造られたもので、橋の
 強度を保つために捻じ曲げたようにレンガを
 積み上げる煉瓦斜架拱(れんがしゃかきょう)
 という珍しい工法が用いられている。 (下)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

     ≪アテンダント≫
  えちぜん鉄道はワンマン運転ですが
  朝夕の通勤時間帯と日中の一部の電
  車を除いて、アテンダントが乗務し
  ています。車掌とは違い、ドアの開
  閉や出発確認などは行いませんが、
  乗車券の販売や、沿線の観光案内な
  どを行っています。


  今回、えちぜん鉄道 勝山永平寺線
  三国芦原線と1日乗車券をかたてに
  乗車し、福井口駅より勤務で乗車の
  アテンダント高橋さんにお世話にな
  り楽しい旅となりました。
  アテンダントによる温かな接客によ
  り、ひと味違ったローカル線の旅を
  楽しんでみてはいかがでしょうか!


  ≪福井口駅≫
 島式ホーム1面2線と切り
 欠きホーム1本の計3線を
 有する高架駅。
 早朝と夜間を除いて駅員
 が配置される。

 三国芦原線(左線路)と
 勝山永平寺線(右線路)
 との分岐駅で乗務交代
 が行われる。
 尚、三国芦原線は当駅
 が起点となるが、同線
 の列車は勝山永平寺線
 経由で福井駅に発着し
 ている


       ≪ 車両基地 ≫ 

  福井口駅を発車し三国芦原線を走ると、直ぐに
  分岐があり左に下ると、 JRの路線との高架線
  下にえちぜん鉄道本社と車両基地があり検修庫
  も設けられている。ここには名物となっている
  凸形電気機関車ML521形も留め置かれている。

 

 

 
 

    ≪永平寺口駅≫
 2014年に旧駅舎の反対側に駅舎が新築され、改
 札口とホーム間は踏切連絡で、島式ホーム1面2線
 単式ホーム1面1線の3線の駅である。通常使用さ
 れるのは駅舎側の島式ホームの2番、3番乗場で、
 旧駅舎に面している単式ホームは、平日朝の2本
 運行の当駅始発 福井行き列車のみ使用している。

 
 
 

 

えちぜん鉄道えちぜん鉄道えちぜん鉄道

 

 

 

 



 旧駅本屋は大正3年の開業時に建てられたもので、
 現在は地域交流館として使用。映画男はつらいよ
 シリーズ第9作『男はつらいよ 柴又慕情』のロケ
 地として利用された。     (上)
 新除雪車ロータリー・ラッセル車を導入、主に勝
 山永平寺線で作業に当たる。  (左)


   ≪ 旧京都電燈古市変電所 ≫
 永平寺口駅前に建つレンガ建ての建物。
 煉瓦造平屋建で屋根は切妻造桟瓦葺といっ
 た構造。電気を供給するために路線の開業
 に合わせて大正3年に建てられたのがこの
 変電所。和洋折衷のモダンなデザインで、
 当時の電気会社の財力の一端が垣間見える。

 同建物も旧駅舎と共に
 国の有形文化財に指定
 されている。
 

 


   ≪ 轟 駅 ≫
  難読「轟 駅」は何と
  読みますか?

  答えは「・・・・・」



  相対式ホーム2面2線を有する無人駅。
  駅舎は北側にありホーム間は構内踏切で
  連絡している。勝山側のポイントにシェ
  ルターが設置されている。
  (轟駅〜勝山駅間で計4か所に設置)

 

   ≪ 小舟渡駅 ≫
 ホームは、かつては対面式ですれ違い可能
 な有人駅で駅舎もあったが、現在は無人化
 され1面1線。
 北の九頭竜川、南の山に挟まれるため、対
 岸とは駅名の由来である小舟渡橋が連絡し
 ているものの、付近に建物はわずかである。

     ≪ 保田駅 ≫
          アラレガコの生息地である九頭竜川と山に挟まれ、最寄の建物はわずかである。
          白山連邦を眺めながら勝山に向かう6000形!

 

 

 

 



    ≪ 保田 ~ 発坂 ≫

白銀の世界を走る車輛群!

 
 発坂駅に到着する7000形
 真っ白い山並みが白山連峰!
          (下)

 

 

 

 

 

 




 

 福井に向かう!6000形

 

 

 



       ≪ 発坂駅 ≫
  2面2線の相対式ホームがあり、列車交換が可能。

  勝山駅側の分岐ポイント上にシェルターが設けら
  れている。これはスノーシェルターと呼ばれる装
  置で、分岐ポイントが雪に埋もれないように、ま
  た凍結しないように守る装置です。

 

 

 

 

 

 

 



    ≪ 勝山駅 ≫
 単式ホーム1線と島式ホーム1面2線の計2面
 3線を有し、駅舎は大正3年開業以来のもの
 で島式ホームの待合所と共に登録有形文化財
 に登録されている。昔ながらの風情のある駅
 で、映画のロケーション撮影などにも使用、
 入口の看板には「駅」の旧字体である「驛」
 が使われ、「勝山驛」と記載されている。

 勝山駅では”フクイサウルス”がお出迎え!
 福井県立恐竜博物館への最寄り駅でコミュ
 ニティバスで約15分。この博物館は恐竜を
 主たるテーマとした自然史博物館で、カナ
 ダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、
 中国の自貢恐竜博物館と並び、世界三大恐
 竜博物館と称されている。

  ” えち鉄カフェ ”
 駅内にあり、レトロな雰
 囲気の評判のお店ですが、
 定休日が水、日、当分の
 間土曜日も臨時休業とは
 残念!

  駅の西側に動態保存されている ” テキ6形 電気機関車 ”
 京都電燈が大正9年に新造、貨車を牽引する電気機関車で、
 また貨物輸送車として織物製品や木材を載せて運んだとさ
 れる。日本国内に現存する現役最古の電気機関車です。
 本線での運用が終了した後も、福井口の車両基地での入換え
 作業などに使われ、その後に勝山駅に移され動態保存され、
 短い距離だが動かすことができるように架線も張られている。

 現在もイベントなどで運転されています。
 テキ6形電気機関車には、京福電気鉄道福井
 支社最後の在籍貨車となったト61形ト68が
 連結されています。


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