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私鉄ローカル線
上 毛 電 鉄
群馬県前橋市の中央前橋駅から桐生市の西桐生駅に至る路線距離25.4km、 23駅の全線電化、単線路線です。
開業は1928年(昭和3年)11月10日、 赤城山南麓を東西に横断する線形で赤城山系が一望でき、桐生市内で
は渡良瀬川を渡る。沿線途中はおおむね小規模の町や農業地帯であり、主力は朝夕の高校生通学輸送である。
また、1面1線ホームの駅の多くが、東西に走る線路の北側にホーム及び待合所を立地させている。冬には
北側の赤城山から赤城颪と呼ばれる寒風が吹き下ろすためである。
※ S.54.2 撮影/上毛電鉄は上段Ⅰをクリック!
≪ 西桐生駅 ≫
開業当時からの駅舎で、マンサード屋根をもつ洋風建築の
建物となっており、登録有形文化財・県近代化遺産に登録
され、関東の駅百選にも選定されている。また、同駅ホー
ム上屋も登録有形文化財に登録されている。
島式ホーム1面2線ですが、交互発着がある
のは朝のみである。日中以降のほとんどの
列車は北側(1番線)のホームに停車する。
「アーツ前橋 横堀角次郎展号」 ” 700型 718-728 ”
「横堀角次郎展」のヘッドマーク掲出!
横堀角次郎は大正から昭和時代に活躍した画家で、沿線
の大胡出身であることから、美術館「アーツ前橋」にお
いて開催の美術展に合わせて運行している。
≪ 富士山下 ~ 丸山下 ≫
暴れ川と名高い渡良瀬川。
しかしそのイメージとは裏腹
に、川は静かに流れていた。
渡良瀬川を渡る!
” 700型 715-725 ”
≪ 富士山下駅 ≫
駅名の由来となった富士山は、いわゆる富士信仰による
各地の「富士山」のひとつで山頂には浅間神社もあるが
標高は約170mの小さな山であり、静岡・山梨県境の富
士山とは別である。しかしその字面から外国人観光客が
「ふじさん」の最寄駅と勘違いすることもあるとか?
渡良瀬川を渡り富士山下駅に到着する!
干支電車 ” 700型 715-725 ”
桜と犬の縫いぐるみで飾られた! 干支電車 ” 700型 715-725 ”
今年の干支「戌」を飾り付けた電車が運行を開始、可愛い犬の縫いぐるみ
が約150匹と写真や桜が飾れており、車内は癒しの空間となっている。
また、サイクルトレインとして、後部車両の車内に自転車を無料で持ち込
めます!(平日は朝ラッシュ終了後から終電までの全列車、土休日は終日
全駅全区間の利用が可能。)
≪ 新里駅 ≫
上下交換可能な駅の中で相対式ホームは
この駅のみで、北側に保守線が1線ある。
ホキ1型は、国鉄ホキ800形に準じた車両で
東武鉄道から譲渡されホキ1・ホキ2の2両が
ある。主にバラスト散布の工事用の臨時貨物
列車で使われ、デハ101に牽引される。
新里駅に停車中の ” 700型 715-725 ”
” 700型 714-724 ”
海なし県の群馬県に「はしる水族館」として、車内外に海
産動物のイラストシールが貼付、車内は水色のカッティン
グシールが貼付されている。電車内を海の中に見たて、天
井や窓ドア付近にお魚が約100種類以上泳ぐ、まるで水族
館にいるような雰囲気を味わえます。子供達が乗りながら
学べるように、車内に泳いでいるお魚の紹介もしています。
≪ 新屋 ~ 粕川 ≫
新屋駅近くで咲き誇る桜並木。風になびく姿は、まる
で走りゆく電車を応援しているかのようです。
” 700型 718-728 ”
” 700型 717-727 ”
※ 700型電車 ” 700型 716-726 ”
1998年から2000年にかけて、京王電鉄から3000系電車を譲り受けたもので、
制御電動車デハ710型 - 制御車クハ720型(デハが西桐生寄り)の2両編成で、
8編成が在籍する。正面上半分の配色変更が実施され、全編成それぞれが色違いの
このことから種車同様に「レインボーカラー」とも呼ばれている。
① 711F- 薄青緑色(フィヨルドグリーン) ② 712F- 青(ロイヤルブルー)
③ 713F- 赤(フェニックスレッド) ④ 714F-黄色(サンライトイエロー)
⑤ 715F- 桃色(ジュエルピンク) ⑥ 716F- 淡青色(パステルブルー)
⑦ 717F- 薄緑色(ミントグリーン) ⑧718F- オレンジ色(ゴールデンオレンジ)
車体側面の帯は登場以来フィヨルドグリーンと赤の2色のままである。
” 700型 712-722 ”
ラッピング電車「上電×スナガ」
車体に、みどり市大間々町の(株)スナガ のオリジナル
キャラクター「コップン」をはじめ、かわいいキャラク
ター達が車体いっぱいに描かれています。
新屋駅を発着する!
” 700型 714-724 ” (右)
” 700型 718-728 ” (左)
≪ 大胡駅 ≫
駅舎は、登録有形文化財と県近代化遺産に登録!
島式ホーム1面2線を有し、隣接して車両基地である
大胡列車区があるため、車庫への引き込み線がある。
ホームから見える場所にデハ101の大型模型!
車庫引込線で待機する700型「レインボーカラー」の車両たち!
≪ 大胡列車区と木造電車庫 ≫
※ 大胡電車庫
昭和3年の開業当時に建築され、国の登録有形文化財に登録、今も当時
の姿を残す希少な建造物の一つです。木造板張りでトラス構造を採用し
た建物で構造的な安定度が極めて高く、柱間を広くとることができ、車
両を格納することを可能にしています。今も電車のメンテナンスや貴重
な部品、機械室などが保管されています。
※ デハ100型 デハ101
1928年の開業に際して製造され、以後1970
年代まで同線の主力車として運用された。大手
私鉄譲渡車の大量導入で第一線を退いてからも
2両が残存し、うちトップナンバーのデハ101
号は、車籍があり動態保存されイベントをはじ
め貸切りも可能です。現在、日本で現存する数
少ない可動状態の吊り掛け駆動式旧型電車です。
この電車の特徴は外壁・内壁がすべて木造で、吊革も昭和3年と
同様のものでできており、中に入るとレトロというよりも、かけ
がえのない歴史を感じさせます。
※ デハ100型 デハ104
1980年にデハ101の予備車となり第一線を退き、1997年
に除籍された後も大胡駅の側線に留置され続けた。2006年
お色直しが施され、かつての上毛カラーである「カラシ色」
に再塗装された後、イベントで大胡車両区構内に展示され
るようになった。現在、デハ100型は群馬県近代化遺産に
登録されている。
車内は昔ながらの雰囲気を残し、クラシックさが何とも
言えない心地よさを醸し出しています!
※ デキ3020型 3021号機
元・東急電鉄の長津田工場で入換用に使用されていた
機関車で、動態保存を目的に譲渡されたが車籍が無く
本線走行はできません。2009年10月18日の同社イ
ベント「上毛電鉄感謝フェアイベント」にて大胡列車
区で一般公開された。