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私鉄ローカル線
上 信 電 鉄
群馬県高崎市の高崎駅から、甘楽郡下仁田町の下仁田駅を結ぶ33.7kmを走るローカル線です。沿線には世界
遺産の富岡製糸場などがあります。1895年(明治28年)に上野(こうずけ)鉄道として設立され、1897年(明治
30年)に開業し、同年中に高崎 - 下仁田間が全通した。現存する大手以外の民鉄路線のなかでは、伊予鉄道に
ついで二番目に早く開業している。1996年のダイヤ改正までは優等列車も運転されていたが、現在は全列車
がワンマン運転の各停である。朝夕のラッシュ時には一時間に2-3本、昼と夜遅くを除いた時間帯にはおおむ
ね1時間に2本の列車が運行されている。
今回は、約40年ぶりの訪問で平成30年4月の桜のシーズンに訪れました。
※ S.54.2 撮影/上信電鉄は上段Ⅰをクリック!
≪ 高崎駅 ≫
JR旧1番線ホームの南側に頭端式ホーム(0番線)と駅舎がある。常時1名
から5名の駅員が配置されている。以前は上信線の発着番線は9番線と呼
ばれていたが、JRの番線新設にともない0番線に名称変更された。この
0番線ホームおよび通路はJRの所有物であり、上信電鉄がJRと賃貸契約
を結んでいる。発車メロディは、テレサ・テンの『美酒加珈琲』をアレ
ンジしたものが使用されている。
2018年6月30日、引退となった! ” 150形 クモハ151+クモハ152 ”
≪ 佐野のわたし駅 ≫
地元の要望による請願駅として設置が決定し、2014年
12月22日に開業。群馬県内の小中学生を対象として駅
名等の公募がされ、その結果、駅名の由来は当駅にほど
近い場所を流れる烏川にかつて渡し船があったことによ
る。 デザインは、入場門は渡し船、駅名標は上信電鉄
デキ1形電気機関車、イラストパネルは能の曲「鉢木」
をイメージしたものがそれぞれ採用された。
” 150形 クモハ153+クモハ154 ”(第2編成)
1968年1月西武所沢車両工場製で、西武鉄道で廃車の後に上信電鉄へ譲渡され、
1994年7月13日付で入籍した。同車の車体塗装も初期はコーラルレッドだったが、
1997年8月から群馬サファリパークの広告車となって以来、車体塗装はホワイトタイ
ガーを模したものになっている。一見するとシマウマのようにも見えるため「シマウ
マ号」とも称される
烏川鉄橋を渡り佐野のわたし駅に到着する!
” 500形 クモハ501+クモハ502 ”(第1編成)
” 150形 クモハ151+クモハ152 ”(第1編成)
1992年5月11日付で西武鉄道で廃車となり、100形の代
替車と同年11月7日付で入籍、クモハ408-クモハ407が
その前身である。前面は国鉄101系電車に影響された切妻
3枚連続窓で行先表示器が正面上部左側に設置されている。
2018年5月25日をもって営業運転を終了、同年6月30日
の特別臨時列車をもって引退した。
烏川の鉄橋を渡る!
” 7000形 クモハ7001+クハ7501 ”
※ 7000形 クモハ7001+クハ7501
2013年に新潟トランシスで製造された上信電鉄の自社発注車。上信電鉄
で初めてVVVFインバーターやボルスタレス台車、シングルアームパンタ
グラフ等が採用された。また自社発注車として初めて左側運転台が採用さ
れた。ライトケースが奥まっているため、消灯時と点灯時では顔つきの印
象が異なる。外観デザインは沿線の高校が考案した社紋とレンガ模様をあ
しらったもの。大胆なデザインで上野三碑をPRする「上野三碑ラッピング
列車」として活躍している。
≪根小屋駅≫
単式ホーム1面1線の地上駅である。簡易委託駅で、
平日と隔週土曜は出札窓口での切符の販売及び集改札
業務を行っている。
国の特別史跡に指定の上野三碑(こうずけさんぴ)の
一基、金井沢碑の最寄り駅。
” 500形 クモハ501+クモハ502”
2004年に200形の代替車として登場、
西武鉄道 新101系の譲渡車で、ワンマン
化や各種機器の改造等が行われている。
車体構造が在来車両と共通であり、台車
等は1000形・6000形と互換性がある。
車体にぐんまちゃんを配した「ぐんまち
ゃん列車」として活躍している。
根小屋駅を発着する!
” 500形 クモハ501+クモハ502 ”(左)
” 150形 クモハ151+クモハ152 ”(右)
(2018年6月30日引退)
≪ 山名八幡宮 ≫
山名氏の祖の山名義範が文
治(1185年 - 1190年)に豊
前国(大分県)の宇佐神宮の分
霊を勧請して社殿を造営し武
運の神として崇敬したのが始
まりとされ子育て・虫封じの
神として信仰が篤い。本殿・
幣殿は18世紀半ばの建造と
され、市指定の重要文化財。
八幡宮正面を望む!” デハ251+クハ303 ” 八幡宮から望む!” クモハ1201+クモハ1001 ”
” デハ251+クハ303 ”
1981年に6000形と共に新潟鐵工所で製造、
上信電鉄の自社発注車。単行運転や200形と
の増結用を目的として製造された為、前面は
貫通式とし、自動ブレーキ、非冷房で登場。
現在、デハ251は通常クハ303と半固定編成
を組んで運用されている。
” 1000形 クモハ1201+クモハ1001 ”
1976年に新潟鐵工所で製造された上信電鉄の自社発注
車。斬新なデザインの車体・塗装や電気指令式ブレーキ
ワンハンドルマスコンは当時の地方私鉄としては画期的
であり1977年には鉄道友の会ローレル賞を受賞した。
「桃源堂号」の広告塗装に加え、専用HMを掲出し絵手紙
列車としても活躍中です。
≪ 山名駅 ≫
島式ホーム1面2線の地上駅
山名一門を祭った、山名八幡宮の門前駅としての一面を持つ。
” 200形 デハ205 ”
1969年に西武所沢車両工場で製造された上信電鉄の自社発注車であり、
200形の2次車。1964年に製造された1次車とは細部の仕様が異なる。
落成当初は片運転台だったが、1990年に東武鉄道3000系の部品を利
用して両運転台に改造されている。
” 150形 クモハ151+クモハ152 ”
高崎行き (左)
” 150形 クモハ153+クモハ154 ”
下仁田行き (右)