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私鉄ローカル線

北九州銀行レトロライン「潮風号」

     旧鹿児島本線貨物支線と田野浦公共臨港鉄道の廃線跡を活用し、2009年に開業した2.1Kmの路線で
     運行されるトロッコ列車。北九州市が第三種鉄道事業者として施設を保有し、平成筑豊鉄道が第二種
     鉄道事業者として車両を保有し列車を運行する上下分離方式を採用している。
     「潮風号」は、国鉄トラ70000形貨車改造の客車2両を挟み、小型ディーゼル機関車DB10形が
     牽引・後押しする。客車は島原鉄道、機関車は南阿蘇鉄道から移籍し、レトロをイメージする落ち着
     いた重厚な青色に塗られている。
     ”歩くにはちょっと遠い”門司港駅周辺のレトロ地区と、関門橋を望む海峡沿いの和布刈(めかり)地区
     を結ぶ足として、4駅を最高速度15Kmで所要時間は約10分ですが、のんびりと関門海峡の景色が楽
     しめる。
     九州鉄道発祥の地・門司港レトロに建つ鉄道の記念館「九州鉄道記念館」も掲載しています。

  ≪ 関門海峡めかり 駅 ≫
 プラットホーム1面1線の有
 人駅で指定席の発売も行う。
 当路線の終着駅であるが、
 線路はこの先、田野浦公共
 臨港鉄道の雨ヶ窪駅跡を経
 て瀬戸町車庫まで回送線と
 して使用されている。

 

 駅を発着する!
     「潮風号」

 駅スタッフによる
 お手振りのお見送り!

 



  
  駅前の「観光トロ
  ッコ」のりば!

 

 

 

 


  駅に隣接しためかり
  公園の入り口には、
  関門トンネルで活躍
  した「銀ガマ」こと
  EF30 1がオハフ33
  488と共に保存され
  ています。



 

 

 

 

 

    



 
  ≪ 関門海峡めかり ~
    ノーフォーク広場 ≫

 和布刈(めかり)トンネルに
 入り、和布刈公園の下を抜
 ける!

 


 

 

 

 

 

 

 

 




 
  トロッコ客車は国鉄ト
  ラ70000形貨車を改造
  したもので、指定席車
  の1号車(トラ701)は
  座席42席、自由席車の
  2号車(トラ702)は座
  席36席と車椅子スペー
  スが設置されている。


  途中トンネル(和布刈ト
  ンネル)があり、車内が
  暗くなると、天井に関
  門海峡に生息する魚た
  ちの魚拓が映し出され
  ます。
  トンネルをただ通過す
  るだけではなく、こう
  した演出があると楽し
  いですね!

 

         
          
            乗務スタッフは観光案内や沿線へのお手振りと大忙しですね!

 

 

 

 

 

 


   

 ≪ 関門海峡めかり ~
   ノーフォーク広場 ≫

  後方に見えるのは
       関門橋!

 



 

 

 

 

 

 




 

 

 和布刈(めかり)トンネルを出て、ノーフォーク
 広場駅に到着する「潮風号」!

 
 「潮風号」は、トロッコ客車2両(トラ701・
 702)挟み、小型ディーゼル機関車DB10形
 が牽引・後押しで九州鉄道記念館駅に向かう!

 
 

 


  ≪ ノーフォーク広場 駅 ≫

  目の前が ” 関門海峡 ”
  最高時速15kmのため、
  ゆっくりと潮風を感じな
  がら、船やヨットが行き
  交う関門海峡の絶景が楽
  しめます!
   

 

 

 

 

 

 

 


    ≪ ノーフォーク広場 ~ 出光美術館 ≫
  「潮風号」 最高速度15Km!
 列車編成はトロッコ客車2両(トラ701・702)をディーゼル
 機関車(DB101・DB102)で挟んだ4両編成で、この4両以
 外に当路線に所属する車両はない。
 トロッコ客車は島原鉄道でトロッコ列車「島鉄ハッピートレイ
 ン」に使用されていた車両で、国鉄トラ70000形貨車を改造し
 たものである。
 機関車は南阿蘇鉄道でトロッコ列車「ゆうすげ号」に使用され
 ていた車両で、機関車・客車とも、青色基調の塗装でオリエン
 ト急行をイメージしたものである。



  
  ≪ 出光美術館 駅 ≫
  出光美術館の隣に
  位置し、門司港レ
  トロ地区の最寄り
  駅でもあります。


  
  門司港レトロ地区
  の建物をバックに
  出光美術館駅横の
  踏切を往く!

  



  そびえたつ門司港
  レトロハイマート
  を背景に往く!
  「潮風号」 九州
  鉄道記念館駅行き
  乗降を確認して閉
  扉の合図をする乗
  務スタッフ! (下)

 

 

 

 

 

 門司港レトロ地区に際立つ建物!
 ” 門司港レトロハイマート ” (後方)
 ” 北九州市大連友好記念館 ” (前方)
 
  ※ 門司港レトロハイマート
 超高層マンションで最上部は展望台に
 なっていて、高さ103mから関門海峡・
 関門橋、門司港レトロ地区や下関市唐
 戸の街並みが270度見渡せる。
 また、屋上にはヘリパッドがある。

  ※ 北九州市大連友好記念館
 北九州市と中国・大連市の友好都市締
 結15周年を記念して整備された。1階
 は中華レストラン、2階は門司港レトロ
 交流スペース、大連市紹介コーナー、
 3階は地域コミュニケーションスペース
 になっている。
 かつて大連にあった、ロシア帝国が
 1902年に建設した東清鉄道汽船会社
 事務所の複製建築物である。


 門司港レトロ 中央広場で開催されていたイベントには、沢山の出店等が立並び大勢の人で賑わっていた。

 

 

 

 

 


  ≪ 九州鉄道記念館 駅 ≫
  有人駅で駅舎とプラット
  ホーム1面1線を有する
  JR門司港駅構内のすぐ
  脇にあるが、門司港レト
  ロ観光線整備の際にJR
  九州線路とは分断され車
  止めが設置されている。

  
  ” 車体も車内も
   クリスマス ”

  「潮風号」にリ
  ースなどを飾り
  クリスマス仕様
  に仕上!




       ≪ 九州鉄道記念館 ≫
 JR門司港駅構内のすぐ脇(九州鉄道記念館駅 横)にあり、
 本館、車両展示場、ミニ鉄道公園の3つのエリアで構成さ
 れている。本館は1891年に建築された赤レンガ造りの初
 代九州鉄道本社社屋を転用、九州鉄道の客車チブ37、鉄
 道模型やヘッドマークの展示、運転体験ができる運転シミ
 ュレーター、キッズルームなどがある。車両展示場では、
 9600型59634号を先頭に鉄道車両9両が保存されている。
 (右下)正面には前頭部車両3台を展示!いずれも九州で
 活躍した車両で、485系電車のクハ481‐246、ED76 1
 EF30 3の運転台が展示されており、どの車両も中に入
 り運転機器を操作する事が出来ます。
 (左下)九州鉄道時代を模した門司駅の駅名標と旧0哩標

 

 

 

 

 

 

 

 

    * 車両展示場 (長さ約180メートル)
       九州各地で活躍した歴代の実物車両(8車両)を展示!

     ※ 9600型は初の国産貨物機関車で770両が作られました。その活躍の場は九州全域
      に及び、キュウロクの愛称で親しまれた。特徴は動輪上にボイラーあるため、車体
      高が高いことです。 この機関車は昭和49年に米坂線から後藤寺機関区に転属して
      きました。遠くやって来た機関車はその番号から「ごくろうさんよ」とファンの間で
      は呼ばれていました。筑豊地区で働いたのは1年足らずでしたが北九州地区最後の
      蒸気機関車の1両となっています。
    

 

  東海道、山陽本線の主力機関車とし
  て誕生。 昭和31年に門司に配属さ
  れ、寝台特急「あさかぜ」を始め、急
  行「雲仙」などに使用され、昭和37
  年には熊本に転属。この年に誕生し
  た熊本初の特急「みずほ」も牽引、昭
  和40年の熊本電化で廃車となりま
  した。この車両は準鉄道記念物とし
  て小倉工場で展示保管されていた。



  昭和17年の関門トンネル開通時に
  この区間だけが孤立した電化区間と
  なり、トンネル専用のEF10型直流
  電気機関車が配置され、下関と門司
  で機関車がつけれかえられました。
  昭和36年に交直両用機関車に役目
  を譲り、この機関車はその後、本州
  各地で昭和54年まで使用され、引
  退後は門司大里公園で保存されてい
  ました。
   

  北九州電化で使用する交流電気機関
  車として登場。暖房用ボイラーを載
  せているため、車長が長く中央に動
  力の伝わらない中間台車があるのが
  特徴です。 暖房が蒸気から電気に変
  わり、晩年は貨物列車にも使用され
  た。この車両は試作機関車で他の同
  型機とは若干趣が異なっていますが
  九州初の交流電気機関車として北九
  州市門司区の老松公園に保存されて
  いました。

  キハ07 41号は、戦前の代表的な機
  械式(クラッチで変速する方式)気動
  車で、連結運転の時は双方の運転士
  が合図しながら走っていた。この車
  両は昭和32年に豊後森機関区に配置
  され、宮原線で使用されました。
  昭和44年に引退、豊後森機関区や大
  分運転所で大切に保管され、戦前に
  製造された同型車で原形を保ってい
  るのはこの車両だけです。

  昭和33年に登場した電車特急「こだ
  ま」型の発展型で、熊本電化にあわせ
  て誕生し交流・直流の両方で運転で
  きる481系です。 この車両は昭和
  44年にクロ481-5として誕生、東北
  地方で活躍していたが、昭和58年に
  鹿児島車両所に配属、普通座席車へ
  改造されてクハ 481-603と車号が
  変わった。九州では特急「にちりん」
  「かもめ」、「有明」として使用された
  のち、平成9年以降は小倉工場で保存
  されていました。

  クハネ 581 8号
  世界初の寝台電車特急「月光」としてデビュー。 昼間は座席特急
  として昼も夜も運転できる便利な特急用車両です。昭和45年に
  は仲間も増え「つばめ」、「はと」などの関西、九州間特急に使用さ
  れました。昭和59年に小倉工場で普通電車に改造され交流電車
  715系(クハ7151)として生まれ変わり、おもに長崎、佐世保
  線で平成12年まで活躍しました。廃車後は登場当時の特急塗装
  に戻され小倉工場に保存されていました。

 



  14系寝台客車
  寝台特急客車14系11は、昭和47年に2世寝台特急として日本車
  両で製造されたもので、20系「さくら」「みずほ」などの置き
  換え用として運転を開始した車両です。保存されている「スハネ
  フ14系11」は床下にディーゼルエンジンを搭載しており、自車
  両を含む5両に電気を送ることができ、製造時は3段寝台客車で
  車掌室付でしたが昭和57年から寝台が2段に改装されています。
  永きに渡り活躍しましたが平成6年に寝台特急「みずほ」、平成
  17年には同「さくら」が廃止、平成21年「富士」「はやぶさ」
  が廃止され、これが最後の運転となりましたが、九州では臨時列
  車として平成22年まで活躍し、引退後は熊本車両センターで保
  存されていました。
  セラ1239号 (写真は無し)
  九州の石炭車の歴史は九州鉄道が開業時にドイツから7トン積み15両を輸入したことに始まります。その後、国産車も加わり石炭
  全盛期の昭和34年には全国で8000両を超えています。これらの多くは九州で使われ、50両以上も連結された石炭専用貨物列車
  が筑豊地区を中心に走っていました。この車両は17トン積のホッパ車で石炭専用の底開式になっています。

 

  *本館
 九州鉄道会社は九州で初めての鉄道会社と
 して明治21(1888)年に設立され、九州鉄
 道記念館はその本社屋として明治24年に
 建設された建物を利用しています。
 平成19年11月30日には、本館(旧九州鉄
 道本社)が近代化産業遺産(北九州炭鉱 -
 筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産)
 に認定され、2014年には国の登録有形文
 化財に登録された。

 

 明治時代から活躍してきた
 九州鉄道の客車(チブ37号)
 を展示。その周囲に当時の
 乗客や車掌などの人形造形
 を配置し、音響演出により
 かつての旅の情景を演出し
 ています。




 座席に座るとタイムトリッ
 プした気分!!

 明治時代の客車 なんと、
 当時は畳の座席でした!

 

 

 タブレットや通信機器、
 時刻表など、当時の駅
 長室を再現!

 名門列車「つばめ」をは
 じめ、九州を走った列
 車たちのヘッドマーク
 の展示!   (下)

 

 
 
 




    ≪ 門司港 駅 ≫
  関門トンネルが開通するま
  で九州の鉄道の玄関口で、
  対岸の下関駅との間に就航
  した関門連絡船との連絡中
  継駅として賑わった。駅舎
  は重要文化財に指定、現役
  の駅舎で重要文化財指定を
  受けているのは当駅と東京
  駅丸の内駅舎のみである。

  駅前に設置された像は、九
  大俳句会の創設者横山白虹
  の句をモチーフとした像。
  和布刈(めかり)神事の様
  子を再現している。 (右)
  頭端式ホーム2面4線を有し
  3番線はホームに面してい
  ない留置線に付けられてい
  るので南側から1 - 5番線
  となっている。  (左)

  
  ホームから見た
  改札口 (右)


  改札口から見た
  ホーム (左)



  平成の大規模保存修理に
  より、
2019年3月10日
  に復原工事が終了し、
  「グランドオープン」
  駅コンコース
   (券売機など)(右)
  旧一等・二等待合室を
  「みどりの窓口」
  「観光案内所」 (左)

 

  旧小荷物取扱所を
       「待合室」

 

 

 

  一階の旧三等待合室部分に
  「スターバックスコーヒー
        門司港駅店」
  店内には歴代のスターバッ
  クスコーヒーのロゴが展示
  されているほか、鉄道レー
  ルを利用したテーブルがあ
  るなど、駅の雰囲気を大切
  にした空間で食事を楽しめ
  ます。       (左)

  旧西側倉庫を「展示室」
           (右)

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