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三陸鉄道 北リアス線

    第三セクター鉄道の第1号として1984年4月1日に運行が開始され、久慈~宮古間71kmを1時間30分をか
   けて三陸沿岸沿いを走り抜ける。全列車ワンマン運転で運行され、駅数は全16駅、殆どが無人駅となる。
   2011年3月11日に東日本大震災が発生、地震による大津波で沿線は壊滅的な被害を受けた。途方もない困難な
   復旧に、国や自治体、企業、さらに全国からの支援を受けながら、少しずつ地道に復旧区間を伸ばしていった。
   また、クエート国からも支援があり、新車輌の調達もでき、2014年4月に3年ぶりの全線の完全復旧が実現、
   この第二の開業ともいえる復活は、地域民に大きな希望と勇気を与えた。
   沿線は、豪壮な断崖が続く陸中北部の海岸、険しく切り立った地形を長いトンネルで貫通するため、半分以上が
   トンネル区間となる。しかし、連続するトンネルの合間から見える景色は素晴らしく、青く澄み切った三陸海岸
   の絶景は素晴らしく見る者を飽きさせない。ここぞ見所というポイントでは、さんてつの観光アナウンスと共に
   列車のスピードを緩めたり、一時停車してくれる心憎いおもてなしがある。

  
      ≪ 久慈駅 ≫
 JR東日本の八戸線とアクセス、駅舎とホーム
 は構内踏切で繋がり、JRから直接乗り換え
 ができる。

  
   駅舎には、さんてつグッズ売店、弁当部そば店、
   久慈市観光案内所がある。

 



 
 1面1線の単式ホーム
 ” 36‐207/208号 ” 気動車
 「あまちゃん」ロケで実際に
 使用された車輛!

 

 「三陸鉄道北リアス線
    ここに始る」石碑!
 

 

 



 北リアス線
   運行本部

 

   車輛基地

 トイレの壁面に「あまちゃ
 ん」ポスターを掲示!
 ロケに実際に使われた車輛
 ” 36‐207号車 ” 気動車。

                                 ≪ 陸中宇部駅 ≫

     ≪ 陸中野田駅 ≫
 「道の駅・のだ」と一体となった全国でも珍
 しい駅で、「東北の駅100選」に選ばれてい
 る。駅前には、かって「塩の道」を往来した
 牛方のシンボル像が立っている。

 

  
  江戸時代、野田村は天然塩「のだ塩」の生産地と
  して栄え塩を運んだ「野田ベコ」が出迎え当時を
  イメージさせる!



  通学客で混雑する!
   ” 36-100形 102号車 ”「キットドリームス号」
  ネスレ日本は、三陸鉄道復旧の応援を通して、沿線地域
  の復興を支援することを目指し、2012年3月から「キッ
  ト、ずっとプロジェクト」を展開しており、応援メッセ
  ージとしてラッピング列車を運行!

 

 ホーム待合室に描かれた塩
 を運んだ「塩ベゴ」がお出
 迎え!


 

 ” 36-200形 207号車 ” 宮古行き(左)
 車両番号の「36」は、「さんりく」をもじっ
 てつけられている。車両のシンボルカラーは
 青→「三陸の海」・赤→「鉄道に対する情熱」
 白→「誠実」を表している。
 ” 36-100形 101号車 ” 宮古行き(右)
 「ターキッシュ エアラインズ号」

 
  ” 36-100形 102+101号車 ” ラッピング列車
 「キットドリームス号」+「ターキッシュ エアラインズ号」

 


                   
    ≪野田玉川~堀内≫
    安家川橋梁を渡る!” 36-700形 ”
   長さ302㎡、高さ33mの大きくカーブする
  壮大な橋梁で、北リアス線では一番の車窓を
  楽しめる場所。橋の途中ではサービス停車が
  あり、車内アナウンスと共に車窓を楽しませ
  てくれる!


 

 


  安家川橋梁を渡る!
        ” 36-200形 ”

 


      ≪ 堀内駅 ≫
   高台の駅ホームからは太平洋が一望で
   きるローケーション!
       ” 36-700形 704 ” (右)
       ” 36-700形 702 ” (下)


  眼下の堀内漁港を背景に
   発車シーン!NHK連
  続テレビ小説「あまちゃ
  ん」で ” 袖が浜駅 ” と
  して使われ、最も人気の
  ある駅のひとつ!


       堀内駅を発車する久慈行き!

     ” 36-100形 102+101号車 ” ラッピング列車
 



  出発してすぐの堀内トン
  ネル、あまちゃんが「東
  京に行ってアイドルにな
  りたぁぁぁい!」と叫ぶ
  シーンであなじみだ!


  夕暮れ迫る時刻に登場!
  「さんりくしおさい号」
  団体列車 ”36-R1”
  昭和初期の優等車両をイ
  メージしたレトロ調車両
  大型テーブル、AV機器も装備、貸切使用では会議や
  パーティ、カラオケまで楽しめる。

      
      ※ 駅に備え付けてある「じぇじぇじぇ」ノート!
       訪れた旅行客からの震災復興の励ましや、旅の感想をノー
       トに記載、メッセージを書き残します!

     
      ※ 津波警報が発令された時の津波緊急避難場所や、道路には
       各所で過去の津波浸水区間の標識を設置し、この区間通行
       止めとなることを知らせ、津波対策を徹底している。


≪ 堀内 ~ 白井海岸 ≫
大沢橋梁(高さ30m、長さ176mの逆ランガーアーチ式のコンクリート橋梁)を渡る! 北リアス線 車両!
太平洋を見下ろす絶景にあり、列車は橋の上で途中停車。ここでも車内アナウンスでの車窓のおもてなしがある。
このサービス、時刻表上の運営ではなく運転士の判断で、観光客の状況により決められる粋なサービス。
 ” 36-700形 ” 宮古行き”

 

 

 

 



36-200形 ” 久慈行き




 

 


        ” 36-100形 102号車 ”  「 キットドリームス号 」

 

 

 

 




” 36-100形 101号車 ”  「 ターキッシュ エアラインズ号 」

 

 

 

 

 



       ≪ 白井海岸駅 ≫
  秘境感たっぷりの駅で、ホーム両側はト
  ンネルに挟まれ、北側はすぐトンネルに
  なり、地下鉄のような雰囲気になる。
  また、南側(普代駅方面)は次のトンネ
  ルが確認できる。

 

    ≪ 普代駅 ≫
  三陸鉄道開業前は旧国鉄久慈線の終点の駅であった。
  駅舎はそのまま旧国鉄時代の建物で、築堤上のホームには側線も健在です。
  久慈行き列車を待つ、団体客で混雑するホーム!


    
    ≪ 普代 ~ 田野畑 ≫
    赤色に塗り替えられた第2普代川橋梁

 

 

      ≪ カンパネルラ 田野畑駅 ≫
  カンパネルラとは、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に登場す
  る人物に由来する。駅舎は昭和の古民家調で落ち着いた雰囲気
  で人気があり、東北の駅百選にも選ばれている。
  また、連続ドラマ、「あまちゃんのロケ地で「畑野駅」として
  登場し、その人気から多くの観光客が訪れる。

 

 



   
   震災の復旧を願い、ネスレ日本(キットカット)協賛で「キット、ずっと
   カンパネルラ田野畑駅」として壁面いっぱいに桜の花が描かれている。




         
         駅舎壁面に「励ましのメッセージ」が描かれている!

 

    田野畑駅を出発する!
        ” 36-700形 704 ” 宮古行き

 

 

 
        震災津波は海抜20m以上もある駅舎手前まで迫ったが、幸い駅施設は
        大きな被害を免れた。

 


 

                  改札口と出札窓口!




 

    「あまちゃん」のポスターを掲げ、
       ゆっくりくつろげる待合室!

 

 

 

                安らぎのカフェと売店!

 

 

 

    ≪ 田野畑~島越 ≫
  平井賀海岸で三鉄とのツーショット!
  ” 36-100形 102号車 ”  「 キットドリームス号 」
  撮影地は田野畑駅から急勾配の丘の上をフゥフゥ息をこらし登ること
  約15分、閑静な住宅地の庭園内に到着、残念ながら樹木で隠れ撮影
  を断念しかけたところ、親切にも住宅のご老人より見かねて脚立
  をお貸し頂き何とか撮影完了! 心遣いが身に染み感激しました。

 

  田野畑駅前の平井賀海岸で三陸鉄道の
  車両をかたどった水門!

  平井賀海岸では津波防潮堤を急ピッチ
  で建設中!
 

    ≪ 田野畑 ~ 島越 ≫
  被災して新しくなった一つ目の平井賀トンネル出口の
  ハイペサワ橋梁の待避ホーム!

 



   ≪ カルボナード 島越駅 ≫
  カルボナードとは、宮沢賢治の童話「グスコーブドリの
  伝説」の舞台、カルボナード火山島に由来する。東日本
  大震災の津波により、駅施設は壊滅的な被害を被り、か
  ってはメルヘンチックな駅舎が人気で、駅前は海水浴場
  として賑わった。現在は旧駅舎を踏襲し、赤いレンガ風
  の建物となり、島越第一トンネル付近に移築されている
  この島越地区一帯は最も被害の大きかった地域でさんて
  つ北リアス線全線復旧の最後の区間でもある。

     ≪ 島越 ~ 岩泉小本 ≫
   鵜の巣断崖が続く地形のため、殆どがトンネル区間となり、山を貫く直線ルート
   で小本を目指し、車で40分の距離を僅か9分で結ぶ最短ルート!
   真木沢橋梁を渡り、5174mの小本トンネルに入る。


 

    ≪ 岩泉小本駅 ≫
  島式ホーム1面2線の高架駅。
  2番線には宮古方面に信号機があるため、
  宮古駅からの折り返し列車が運行できる。
  ” 36-700形 702 ” 宮古行き


  岩泉町の行政区となり、駅舎階には出札窓口がある。
  観光センターが併設され、地元名産品や日用雑貨など
  を扱う。 


               ≪ 岩泉小本 ~ 摂待 ≫

       「小本川橋梁」
          形のユニークなコンクリート斜張橋
          世界初のコンクリート斜張構造の鉄道橋として土木学会技術賞を受賞した。

 

 

 

  小本川橋梁を渡る!

 ” 36-700形 704 ”
      久慈行き

 

 

   ≪ 摂待駅 ≫
  単式ホーム1面1線の地上高のある無人駅!
  長~い階段を上がったホームには小さな待合室がある。

 

 

            ≪ 摂待 ~ 田老 ≫
     第二田老トンネルを潜り、第一田老トンネルへ!
     田老駅が見えてきた。。
 

 

            ≪ 田老駅 ≫
      島式ホーム1面2線の無人駅。2番線の側には側線があり、旧国鉄宮古線の
      終着駅を彷彿させる。交換列車 ” 36-700形 ” 宮古行きが待っている!

 

 

    ≪ 宮古駅 ≫
  JRホーム西側に単式ホーム1面1線持つ地上駅。
  JR東日本山田線と三陸鉄道北リアス線が乗り入れる。
  宮古駅に停車中の ” 36-200形 207号車 ”
  落ちない「にゃんこ神社」? ホームで猫がお出迎え!




 駅舎には売店、出札窓口、自動券売機、三鉄ツーリスト
 本社営業所があり、2階には本社三陸鉄道宮古鉄道事務
 所を構える。

 

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