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私鉄ローカル線
小 湊 鐵 道
五井~上総中野間を結ぶ39.1Kmの非電化の単線ローカル線で、JR内房線の五井駅より市原市を横断しな
がら、終点、上総中野駅でいすみ鉄道と接続しています。元々、小湊鐵道の小湊とは、JR外房線の安房小湊
を指し、房総半島を縦貫する鉄道として計画されていました。1928年に現在の路線が出来上がり、旧国鉄
木原線(現・いすみ鉄道)が上総中野まで延伸して小湊鐵道と接続して、現在の房総半島を縦貫する路線図
ができあがりました。しかしながら、安房小湊までの延伸計画は夢となり、小湊の名前だけが残る結果とな
りました。
車両は、ディーゼル車の単行もしくは二連の運行となり、ワンマン運転は一切行わず、今となっては珍しい
全列車、車掌乗務で運行されています。
S.54.5撮影/小湊鐵道は上段Ⅰをクリック!
≪ 養老渓谷駅 ≫
養老渓谷への観光拠点となり、小湊鐵道では最も人が
訪れる駅で、散策や温泉客などで賑わいます。
木枠の切符売り場や手書きの案内など、非電化ローカル
線の魅力に溢れています。
「養老渓谷駅足湯」
駅構内にあり、列車の待ち時間にくつろぐ
ことができ、鉄道利用者は無料だそうです。
≪上総大久保~養老渓谷≫
養老渓谷石神地区に広がる菜の花畑を往く!
トロッコ列車「里山トロッコ」
2015年11月15日から、上総牛久駅(最終的には里見駅)から養老渓谷
駅間の運行が開始された。これに際して蒸気機関車を模したディーゼル
機関車と小型のトロッコ客車が新製された。機関車はコッペル製Cタン
ク機を模して新製された「4号機関車」見事に蒸気機関車を装っている
が、ディーゼル機関車である。制御客車クハ101先頭の「里山トロッコ
」編成。機関車を含むこの5輌が固定編成となって運転されている。
≪ 上総大久保駅 ≫
待合所がホームにあるのみで、近くに民家もなく里山に囲まれたのん
びりとした駅です。待合所に地元の小学生が描いた ” トトロの絵 ”
が描かれ、ジブリの映画に出てきそうな神秘的な光景でゆったりとし
た気分になります。
上総大久保駅を発着する! ” キハ 200形 ”
≪上総大久保~月崎≫
長閑な里山を往く! ” キハ 200形 ” 気動車
” キハ 200形 ” 気動車(旧国鉄キハ20系と同形)
1961年~1977年まで14両(12両は冷房化)が製造された。
当初の国鉄路線乗り入れを考慮し、エンジンや車体寸法など
大部分が国鉄キハ20系を踏襲している。両運転台仕様で座
席はロングシート、全車両ともにトイレの設置はありません。
車体の旧京成赤電カラーが沿線のノスタルジックな風景に溶
け込み、昭和を醸し出すローカル車両として人気があります。
≪ 月崎駅 ≫
童話に出てきそうな小さな木造駅舎で、いかにも
ローカル駅という郷愁が漂います。
脇には使われていない島式ホームが残っています。
「もりらじお」
「森ラジオステーション」
というテーマで、年代物の
ラジオ機が多数展示されて
いました。
森の中からひなびた駅に到着する気動車!
≪ 飯給駅 ≫
待合所とホームだけが
線路脇にぽつんと置か
れている長閑さです。
桜の飯給駅を発着する” キハ200形 ” 気動車!
「世界一大きなトイレ」
飯給駅横に設置された広さ200平米の中央
に、全面ガラス張りの個室トイレ(女性専用)
杉丸太の大きい囲みの中に「草原」をイメー
ジした意匠で、市原市の観光振興の呼び水と
して設置された。外観から完全に遮断されて
いるので安心して使用できるという??
≪ 里見駅 ≫
趣のある木造平屋の瓦葺
きで、駅舎内には事務室
と待合所がある。
駅舎前下りホームに陣取る木造彫刻の数々?
” 列車交換風景 ”
発車を待つ!五井行き上り列車
下り上総中野行きが到着。間もなく上り五井行きが発車!
2013年より交換設備を復活させ、2閉塞に分割され
た。今となっては貴重な通票の受け渡しによる列車交
換が見られます。
タブレットを受け取り いざ ” 出発進行 ”!
上り列車が発車後、
下り上総中野行きが
発車!
夜の駅員だけの寂しい 里見駅!
≪ 五井駅 ≫
JR内房線との接続駅となり、3番線と4番線が発着ホームとなります。
改札口は、JR五井駅と連絡通路橋でつながり、簡易スイカ改札機と自動
券売機が設置され、小湊鐵道の往復乗車券・割引乗車券などが購入でき
ます。ホームには、懐かしいタイル張りの水飲み台と猪の彫刻があり、
待ち時間に癒しの空間を提供しています。
左側の奥に多くの気動車が休む
五井機関区があります!
出発を待つ! 上総中野行き
” キハ200形 ” 気動車
≪ 五井機関区 ≫
五井駅構内にある小湊鐵道の車両基地。千葉県の歴史文化財にも指定された
3台の蒸気機関車 1894年製の「B104」、1924年製の「57776」「5777」
と古参車両「キハ5800形」気動車が静かに保存されています。
「B104」 「5777」 「57776」
トロッコ列車「里山トロッコ」号
機関車はコッペル製Cタンク機を模して新製された
「4号機関車」。見事に蒸気機関車を装っているが、
ディーゼル機関車である。
≪上総中野駅≫
いすみ鉄道との接続駅でそれぞれが
単式ホーム一面一線を使った無人駅
です。駅舎は簡素な山小屋風です。
右側線路は「いすみ鉄道」線!
ここで乗り換え、外房線の大原まで足を延ばせます。
折り返して五井駅へ出発進行!