富山ライトレール（現・富山地鉄 富山港線）

　　　　　　富山ライトレール(富山港線)は、2020年(令和2年) 2月22日、富山軌道線との直通に先立ち富山
　　　　　　軌道線(市内電車)を運営する富山地方鉄道に吸収合併された。元は西日本旅客鉄道の路線でそれを
　　　　　　ライトレール化して富山ライトレールが運営。（国有化前は富山地方鉄道が富岩線として保有）
　　　　　　富山港線は、富山駅から北前船で栄えた風情ある港町「岩瀬」を結ぶルートで、営業キロ 7.7km
　　　　　　所要時間は約25分の市民や観光客の足として活躍している。富山駅から奥田中学校前駅の直前まで
　　　　　　は道路上に新設された併用軌道を走る軌道区間で、奥田中学校前駅から岩瀬浜駅までが専用軌道を
　　　　　　走る鉄道事業区間となる。 車両には、主に未来的デザインの『ポートラム』が採用され、車体は、
　　　　　　さわやかに都市に溶け込むスノーホワイトの立山の新雪がモチーフになっており、車体のカラーは
　　　　　　全８色、どれも富山の恵み多い自然や未来を象徴したものになっている。他にも「セントラム」や
　　　　　 「サントラム」の車両も運行しています。そして同年3月21日、富山駅北停留所が廃止されて富山駅
　　　　　　停留所に乗り入れ、富山軌道線との直通運転を開始。相互に車両が行き来するようになり、系統も
　　　　　　 4・5・6の3系統が設定された。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　≪ 岩瀬浜駅 ≫
　富山港線の終着駅で単式ホーム1面1線
　を有する地上駅。
　富山港線の富山ライトレール移管に
　より、ホームは低床ホームに改築、
　旅客上屋等の設備が設けられている。

 

 

　　駅に到着の9000形9001（セントラム）
　※ 9000形
　　虹の7色を採用した富山ライトレール
　　TLR0600形の塗装以外はほぼ同じ設計
　　であるが、前面および側面の行先表示に
　　はフルカラーLEDが採用され、道路を走
　　る路面電車車両としては日本初の導入。

 

 

 

 

 

　　

　　≪ 競輪場前 ～ 岩瀬浜 ≫

　　” 古志の人魚 ” が見つめ
　　る中、立山連峰をバック
　　に岩瀬運河を渡る！
　　 TLR0600形・T100形　

 

 

 

 

 

 

 

　　立山連峰をバックに岩瀬運河を渡る！
　※ TLR0600形（ポートラム）8編成
　富山ライトレールが導入した路面電車車両で
　2007年鉄道友の会ブルーリボン賞受。フロ
　ントガラスの下縁部と乗降口の周囲に編成ご
　とに虹にちなんだ7色の異なるアクセントカ
　ラーが施され増備車の0608編成は銀色。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

 

 

 

　※ T100形（サントラム）
　 富山地方鉄道富山軌道線
　の路面電車車両。
　3車体2台車による連接車
　で、前後の車体に台車を
　装備、中間車体は前後の
　車体間に掛け渡されたフ
　ローティング車体となっ
　ている。

　※ 9000形（セントラム）
　富山地鉄富山軌道線の路
　面電車車両。新潟トラン
　シスで製造された2車体
　連節低床式路面電車で、
　3編成が導入。デ9001
　が白、デ9002が銀、
　デ9003が黒とモノトー
　ンになっている。

　　　　≪ 城川原駅 ≫
　　相対式ホーム2面2線の駅で、
　　構内の車庫に通ずる引込線を
　　有する他、1番線南側に一本
　　の側線がある。

 

 

　　富山駅方面ホーム
　　ベンチ後ろには、
　　巨大な 懐かしい
　　” 城川原駅旧駅舎 ”
　　の写真パネル！
　（住吉工業のイメージ
　　広告）

　　車両基地には4編成分
　　の列車が収容が可能
　　であり、修理点検が
　　できる設備のほか、
　　整備員の詰所や倉庫
　　を備えている。

 

 

　　≪ 奥田中学校前 ≫
　相対式ホーム2面2線の地上駅で
　富山駅方に鉄軌分界点があり、
　富山ライトレール富山港線にお
　ける鉄道と軌道の境界となって
　いる。
　併用軌道から専用軌道に入る！
　T100形 101　岩瀬浜行き

　当駅と龍谷富山高校前停留
　場の直前までは唯一複線と
　なっている。

　駅を発車しカーブを曲がり
　複線区間の併用軌道に入る
　TLR0600形 0602
　　　　　　　　富山行き

　≪龍谷富山高校前(永楽町)停留場≫
　 令和3年3月21日 開業 ！
　 相対式ホーム2面1線の停留場。
　 停留場部分は単線で当停留場か
　 ら奥田中学校前駅までの0.4キロ
　 が複線となっている。

 

　　神通川に流れる河川
　　を渡り停留場に到着
　　する！
　　TLR0600形 0604
　　　　　　岩瀬浜行き

 

 

　　　≪ インテック本社前停留場 ≫

　　　停留場を発車し富山駅を経由して富山軌道線に入る
　　　　　T100形 104　南富山駅前行き　（４系統）

 

 

 

 

　 ≪ オークスカナルパークホテル
　　　　　　　　 富山前 停留場≫
　　 令和3年3月21日に開業！
　　単式ホーム1面1線を有する停
　　留場で、岩瀬浜駅方面のみホ
　　ームが設置されており、富山
　　駅方面はすべて通過となって
　　いる。

　　牛島町交差点を左折
　　し富山駅に向かう
　　(オークスカナルパ
　　ークホテル富山前停
　　留場は通過)
　　T100形 101
　　　　富山大学前行き

 

　　　　　≪ 富山駅停留場 ≫
　平成27年3月14日より富山駅高
　架下に新規設置された停留場。
　ホームは南側3面(富山軌道線用)
　東通路を挟み北側に同じように
　3面(富山港線用)のホームがあり
　8番ホームまで存在する。2、6、
　7番ホームは降車専用となる。

　支線接続点がある交差点での列車
　通行時間を短縮するため、交差点
　進入方向の線路は手前で分岐して
　いる。これにより一度の信号現示
　で南富山駅前方面および富山大学
　前方面へ向かう各車両を同時発車
　させることが可能となっている

 

　令和2年3月21日、富山駅
　北停留場が富山駅停留場に
　統合され、富山軌道線との
　相互直通運転が開始された。

　 5.8番ホーム(6.7番は降車
　 専用）から発着する！
　 　 LR0600形・9000形

　　※ 富山駅モニュメント
　　『Lovers - 恋人たち』
　　富山駅南北路面電車開通
　　日に合わせ、富山市出身
　　の彫刻家吉野美奈子さん
　　制作の大理石モニュメン
　　トLovers(ラバーズ)像
　　が、富山駅北のブールバ
　　ールに設置されている。