私鉄ローカル線
和歌山電鐵
和歌山市和歌山駅から紀の川市貴志駅までを結ぶ、全長わずか14.3kmのローカル鉄道で、平成18年4月1日
より、南海電気鉄道から貴志川線を引き継いで経営している。社名は親会社の岡山電気軌道が社名を一般公募、
その中から選ばれたものです。
この和歌山県の小さなローカル鉄道は、赤字で廃線寸前のところを沿線住人からの応援により復活しました。
その立役者となったのが、三毛猫の「たま」 。この「たま」が 民営鉄道初の「猫の駅長」に任命されたこ
とが話題となり、一気に活性化。さらに「いちご」「おもちゃ」「たま」をモチーフにしたキュートな電車
や、和歌山特産の梅をテーマにした「うめ星電車」などの話題の車両を導入し、 世界中から愛される有名な
鉄道となりました。
※ 鉄女デビュー! 親友 ” R ” さんからの投稿写真です。
≪ 貴志駅 ≫
ニタマ駅長が勤務している駅。屋根は珍しい檜皮葺作りで、内装は県内産
材木使用という木造駅舎。「エコでネコロジー」をテーマとした猫の顔を
モチーフとしたデザインで、屋根には猫耳がついてます。駅舎には「たま
ミュージアム貴志駅」という名前が付けられている。
(水戸岡鋭治氏によるデザイン)
ホームにある ” ねこ神社 ”
「たまⅡ世駅長」がお出迎え!
※ 名誉永久駅長の「たま」と、その名を襲名した「たまⅡ世駅長」
の ” ニタマ ”無人駅だった終点の貴志駅の売店に住み着いていた
三毛猫の「たま」は、1999年4月29日に駅長に任命されました。
それから16年間に渡り駅長を努め、2015年6月22日に天に召さ
れました。その間、電車の乗客数・和歌山県の観光客が増加し、
和歌山県からは「和歌山県観光招き大明神」などの称号も与えら
れました。現在は、二代目の「ニタマ」が駅長として活躍中です。
業務は、もちろん「客招き」?。
※ 和歌山電鐵車両
南海から貴志川線専用車両の2270系電車12両全車が無償譲渡され、平成18年8月6日より「いちご電車」、平成19年
7月29日より「おもちゃ電車」、平成21年3月21日より「たま電車」、平成24年6月4日には「うめ星電車」が運行を
開始した。これらは、「ななつ星in九州」など多くのデザインをした水戸岡鋭治氏によるデザインです。
「 おもちゃ電車 」
平成19年、いちご電車に続いて登場、
真っ赤なボディーの電車。
愛称「おもでん」「OMO」
車内展示
模型!
世界初、電車内のガチャガチャマシーン
でおもちゃを販売!
「 たま電車 」
リニューアル列車第3弾として平成21年に
登場!2008年にスーパー駅長に就任した
日本を代表する働く猫「たま駅長」をモチ
ーフ。 列車には101匹のたま駅長が走った
り寝転んだり、見ているだけでも笑顔にな
るかわいさ満点の外観です。
車内には、「ニタマ駅長」が乗車する
時のための専用ケージなどが設置され
ていて、駅長ファンには嬉しい電車。
三毛猫カラーのシートに、猫型の背も
たれ、床にところどころある猫の足跡
など、遊び心たっぷり!
「 うめ星電車 」
2016年に運行開始。県特産の南高梅をモチーフにした車両を走らせることで
地域の観光を一層盛り上げていくという考えで、「たま電車」「おもちゃ電車」
「いちご電車」に続き、第4弾となる車両。 車両は梅干しをイメージした赤い
外観の2両編成で、梅の花のデザイン を随所にあしらっている。