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蒸気機関車

SL人吉(熊本~鳥栖)

      JR九州の観光列車「SL人吉」は、1922年(大正11年)に製造された8620形蒸気機関車58654号機
     と、DE10形ディーゼル機関車によって、50系客車3両を挟む形で運転されています。
     8620形蒸気機関車は3号車の鳥栖駅側、DE10形ディーゼル機関車は1号車の熊本駅側に連結され、
     2020年の熊本豪雨災害で運休が続く肥薩線に代わり、2020年冬の鬼滅の刃無限列車コラボを皮切
     りに鹿児島本線に活躍の舞台を移して、土・日曜日・祝日および夏休み期間を基本として1日1往復
     熊本~鳥栖間で運行を開始しました。
     SL人吉の牽引機である58654号機が今年で101歳になり、機関車の老朽化、部品調達や技術者の確
     保が難しくなっていることを理由に、2024年(令和6年)3月23日をもって運行を終了します。
     今回、運行終了を前に2023年夏に訪れ、熊本駅から鳥栖駅間の「SL人吉」往復乗車記と沿線での
     力走を撮影しています。
     

    
   ≪ 熊本 駅 ≫
 SL+客車3両+DLの合計5両編成
 鳥栖駅に転車台がないため、上り
 熊本発鳥栖行き列車はSLが牽引し
 下り鳥栖発熊本行き列車はDLが
 牽引する。

 熊本10時58分⇒鳥栖13時37分
 鳥栖15時11分⇒熊本17時33分

 


 


  観光列車「SL人吉」は、熊本駅6番線ホームから10時58分
  定刻に鳥栖に向け発車!

  熊本駅スタッフの皆さんの ” お手振り ” によるお見送り!
 




 

 

 

 

   

   


 
 3号車 展望ラウンジより垣間
 見える鉄橋!

 8620形蒸気機関車
    58654号機 炭水車
 
 

  
   ≪ 崇城大学前 ~ 西里 ≫

  熊本へ向かう!
   DE10 1209号機 (左)

   815系 鳥栖行き(右)
    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  8620形蒸気機関車 58654号機を先頭に
  崇城大学前駅を通過し、黒煙を上げて鳥
  栖へ向かう!
  「SL人吉」

 

 

 

 

 



   
  (3号車 展望ラウンジ)
  先頭車の前面下部に窓が新設され
  展望ラウンジの視界が拡大されて
  いる。
  3号車の非常口は黒色!
  58654号機 炭水車の後部には、
  昭和63年に58654を復活させ
  たときの銘板が付いています。


 

 

 

 

 

 

 



 

 50系客車700番台3両を使用、1号車の熊本
 方と3号車の鳥栖方に展望ラウンジを、2号
 車にはビュッフェを備える。
 「SL人吉」での運用にあたり、水戸岡鋭治
 のデザインによるリニューアル工事が実施
 されている。

 高級感溢れるローズウッドに包まれたサロン
 展望室!

 展望室先端中央に子供用椅子がユニークで
 お洒落!

 



 

 

 

 

 

 





 

 

 

 

 

 





 3号車だけは、真ん中の仕切り
 を挟んで両側共に茶色の布シー
 トで、木のぬくもりが薫るクラ
 シカルな雰囲気の車内にボック
 スシートが配置。
 座席の仕切りの中には蒸気機関
 車のミニチュアが飾られていて
 お洒落。天井付近には、梅型の
 86のロゴがいっぱい!

 

 

 3号車にはフリースペ
 ースのベンチがあり、
 その横には本棚「SL
 文庫」がある。

 



 

 

 メルヘンチックなSL
 の絵が可愛い!

 

 

 

 

 

 

 

 男女兼用のトイレ


 86模様の暖簾を
 潜ると2号車へ!

 

 



 

 (2号車)

 ビュッフェがあり お飲み物や
 お弁当、デザート、お土産物
 を販売!

 

 

 

 

 ショーケースの中には「SL人
 吉」の紹介や名産品が展示!
 「SL人吉」の車内でしか購入でき
 ないお弁当。 (下)
 その名も「86(ハチロク)弁当」!
 熊本にある老舗洋食店「五車堂本
 店」が考案したお弁当です。

 

 

 

 

 

 

 

 




  (1号車)
 ミニSLミュージアム
 (フリースペース)
 お子さまから大人ま
 で楽しめるミニチュ
 アSLの展示ライブラ
 リー
 沿線観光之図は、本
 来の走行区間である
 肥薩線(球磨川沿い)
 のもの。

 

 
 1号車には車椅子スペース

 客室中央部に蒸気機関車の
 ミニチュアが入ったショー
 ケースが設置され、それを
 境に座席が茶色の皮シート
 と黒色の皮シートに別れる。


 

 

 茶色の皮シート

 

 

 

 

 

 

 黒色の皮シート

 

 

 

 

 1号車の展望ラウンジ

 上品な白木、メープル
 ウッドをふんだんに使
 った展望室。
 後方には
 「DE10 1638号機」

 ここにも可愛い子供用
 椅子が!

 

 

 

 

 

 

 

 





 

    ≪ 玉名 駅 ≫

 最初の停車駅で約10分間停車します!

 

 




 真夏の操縦ご苦労様です!
 頭を冷やすなど給水タイム!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ” 8620形蒸気機関車 58654号機 ”  1975(昭和50)年に廃車され肥薩線
 矢岳駅前で静態保存されていたが、
 1988(昭和63)年に復活し豊肥本線
 の「SLあそBOY」として運転を開始。
 その後大きな故障で再び廃車の危機が
 あったものの見事に修復されて、御年
 100歳となった今でも元気に活躍して
 います。

 磨かれて光り輝くレバーやバルブ。

 

 

 

 

 

 



 

 客室乗務員による
 発車を知らせる
 ” 鐘 ” の合図!

 ユニークなお手振
 りのお見送り!



 
 ≪ 大牟田 駅 ≫
 僅か4分の停車!
 慌ただしく発車し
 ました。

 

 


 

 

 ホームからの
 お見送り!

 

 

 

 

 
 翌日、大牟田駅を発
 車する「SL人吉」
 鳥栖行きを撮影!

 JR大牟田駅と西鉄
 大牟田駅が隣接して
 おり、西鉄の車両も
 見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 

    ≪ 久留米 駅 ≫

 九州新幹線の高架の真下で、大正生まれの
 蒸気機関車が鳥栖に向かって出発します。

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 





 

   ≪ 鳥栖 駅 ≫
 「SL人吉」は終点、
 鳥栖駅に到着!
 大正時代から活躍して
 きた客車を牽引の蒸気
 機関車「ハチロク」!
 レトロ感、懐かしさと
 豪華さに包まれながら
 の約2時間40分の旅は
 終わりを告げます!
 

 
 到着後の停車は10分程度で、
 この後13:47~48頃にバッ
 クで(DLを先頭にして)
 留置線へ回送されていった。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

  「みどり・ハウステンボス」
  が出て行ったあと、
  下り「SL人吉」熊本行きが
  入ってきた。
 

 

 

 

 

 DE10はローカル線の貨客列車や入換用途を
 目的に1966(昭和41)年から1978(昭和53)
 年まで製造されたディーゼル機関車。
 JR九州には8両が在籍するのみで、こちらも
 貴重な国鉄形機関車です。

 

 

 

 

 

 

 

 鳥栖駅には転車台がないので、復路の「SL
 人吉」は「DE10 1638号機」が先頭になっ
 て牽引する。
 DLが牽引する客車というのも今は珍しい。
 

 

 

 

 

 


   1号車の展望ラウンジから見える
   「DE10 1638号機」
   下り「SL人吉」には、
   「DE10 1638号機」が牽引し、
   50系客車の1号車が先頭で熊本へ
   向かう!



   

   お子さまに人気!
   制服制帽を貸出しての記念写真!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「鳥栖SL弁当」

 

 

 





 

 「SL人吉」熊本行きの車内限定のお弁当!
 鳥栖市にある「中央軒」が、鳥栖〜熊本間の
 運行にあわせて、鳥栖駅社員と企画・制作し
 たオリジナル弁当です(個数限定)。
 鳥栖駅5・6番ホームでも販売。

 鳥栖駅の駅弁の定番でもある焼売は肉々しい
 味が濃厚。かしわめしの炊き込みご飯に鶏天
 を巻いた濃厚なお味の巻き寿司。

 お弁当の容器は、なんと竹皮で編まれたもの。
 これだけ記念に持って帰っても良さそう!

 

 

 

 「DE10 1206号機」が
 牽引してきた「SL人吉」
 終点「熊本駅」に到着!

 暑い中、ご苦労様でした

 



 

 

 重責から解放さ
 れ、安堵の笑顔
 が清々しいです
 ね!

 

 

 

 

 

 感謝を込めて、
 客室乗務員から
 冷たい飲み物の
 差し入れ!

 

 

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