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私鉄ローカル線
福 井 鉄 道
北陸本線の武生から福井駅前に寄り道し、京福電鉄(現えちぜん鉄道)三国芦原線の田原
町まで20.9kmを結んでいます。1924年に福武電気鉄道として開業しています。
1945年に鯖浦電気鉄道(鯖浦線)と合併し福井鉄道となりました。
かっては鯖浦線と南越線がありましたが、鯖浦線は1973年、南越線は1981年に廃止さ
れ、現在は福武線のみとなってます。
福井新(現赤十字前)~福井駅前~田原町は路面を走っています。
※ 令和3年2月 撮影 / 福井鉄道は上段 福井鉄道Ⅱ をクリック!
≪ 福武線 ≫
福井県越前市の越前武生駅から福井県福井市の田原町駅まで、および市役所前停留所から分岐して福井駅停留所まで
を結ぶ福井鉄道の鉄道路線である。
≪ 福井駅前 ~ 市役所前 ≫
” 200形 ”
福武線の急行電車用として製造された車両で、機器面では
福井鉄道では初めて平行カルダン駆動を採用し、また2両
3台車の連接構造が特徴である。
実働50年を超えており、福井鉄道の営業車両の中では最
も古い車両となっている。
F1000形登場までは福井鉄道生え抜きの唯一の車両で
あった事に加え、昭和30年代の地方私鉄の自主発注車
の貴重な生き残りでもあり、鉄道ファンを中心として
人気が高い車両である。
” モハ 80形 ”(左)
” 200 形 ” (右)
” モハ160形-1 ”
1933年日本車輌製の自社発注車、軌道線用の元モハ60形。
1968年に自社工場で連接車に改造されモハ161-1,2となりま
した。1997年に廃車されましたがモハ161-1は個人へ譲渡、
越前市の旧南越線村国駅跡にて静態保存された。
一方、モハ161-2は同車がモハ61として運用されていた当時に
福井地震によって被災した震災復旧車であったことから福井市
へ譲渡され、福井市立美術館に隣接する下馬中央公園にて静態
保存された。
モハ160形 運転台と台車
≪ 武生新駅 ≫
” モハ 80形 ” (右)
1948年に登場した福井鉄道の電車で、
2編成全4両が在籍、82号編成はラッ
ピングされ広告電車として使われた。
更新前から数えると福井鉄道で60年
近く運行を続け、2006年6月、120形
と共に廃車となった。
≪ 南越線 ≫
1915年武岡軽便鉄道として開業。1945年に福井鉄道の路線となりました。武生(社武生)~戸ノ口14.3kmを
結んでいましたが、1971年に粟田部~戸ノ口が廃止になり、1981年には全線が廃止されました。
≪ 社武生駅 ≫
この南越線と、福井鉄道の本線に相当する福武線とは、線路が直接はつな
がっておらず、国鉄の武生駅を挟む形で東側に社武生駅、西北側に武生新
駅がありました。
(両線とも貨物を扱っていましたので、国鉄の武生駅と線路はつながってい
ました)
社武生駅の ” 130形 モハ132形 ”
200形をモデルに自社製造され、モハ131・132の2両が在籍。
廃線時のさよなら運転を務めていました。
” 130形 モハ132形 ”
1963年自社西武生工場製、自作電車です。
台車、電気部品は廃車となったモハ1形のもの
を利用。モハ131とともに南越線の主力として
活躍し、南越線廃止後も、武生新構内で休車状
態で置かれていました。
結局、再起することはなく、1986年に廃車さ
れました。
” 110形 ” (左)
クハ111号は名古屋鉄道ク2315号を1969年
に譲り受けたものであったが、譲渡後早期に廃
車となっている。
いかにも元名鉄電車というスタイルですが、
あまり使われていなかったようです。