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私鉄ローカル線
箱根登山鉄道 Ⅱ
1978年に訪れてから2度目で約40年振りの訪問となり、前回は20歳代前半の若かりし頃であり、
年月の移り変わりの速さに戸惑っています。しかしながら、箱根登山鉄道の魅力は以前と変わりな
く更にバージョンアップしている。魅力のある新型車両の登場、1000形「ベルリナ号」、2000形
「サン・モリッツ号」、3000形「アレグラ号」や車輛の長編成化、残念なのは小田原までの登山
鉄道の乗り入れ廃止(2006年、小田原駅~入生田駅間の三線軌条廃止)です。
今回は、アジサイの咲く頃に合わせ訪問(6月30日~7月2日)、「登山鉄道とアジサイのコラボ」
と題し、「夜のあじさい号」乗車など楽しい撮影旅行となりました。
≪箱根湯本駅≫
相対式ホームを組み合わせた2面3線の地上駅で、改札口
は橋上駅舎部にある。1番線から特急ロマンスカー、2番
線から小田原線、3番ホームからは箱根登山鉄道強羅方面
行が発着します。
改札口前に飾られた「紫陽花と短冊」 (右)
特急ロマンスカー「はこね」” 30000形 ”(左上・右下)
箱根登山鉄道 ” 2000形 ”「サン・モリッツ号」 (左下)
※ 特急ロマンスカー「はこね」30000形
3100形(NSE車)の置き換えを目的として1996年に登場
した特急用車両(ロマンスカー)で、観光輸送だけではなく
ビジネス利用を強く意識した車両。また、小田急の特急車両
では初めてVVVFインバータ制御を採用、 "Excellent
Express" を略して「EXE(エクセ)」という愛称が設定さ
れ、1996年には当時の通商産業省よりグッドデザイン商品
に選定された。
≪塔ノ沢駅≫
両脇をトンネルに挟まれているひっそりとし
た雰囲気に包まれている無人駅です。
箱根登山鉄道では最も乗降客が少なく、駅道
も歩行者の道路だけとなり、ちょっとした秘
境感を味わえます。
モハ2形(110+109) (右)
モハ1形(103+107+106+104)(左)
” モハ1形 104 ” (右)
” 1000形 1003 ” (左)
” 1000形 1001 ” (左)
” モハ1形 104 ” (中)
上りホームに「深沢銭洗弁
天」があり、白蛇の化身、
瀬織津姫の太神が祀られて
いる。 (右)
≪ 塔ノ沢~大平台 ≫
高さ43mの早川橋梁
通称「出山鉄橋」を渡る!モハ1形・モハ2形
” 110+107+103 ” の三編成
2000形「サン・モリッツ号」
前後車両は「グレーシャー・エキスプレス」塗装仕様!
” 2006+2203+2005 ”(左)
1000形「ベルリナ号」に2000形中間車を組み込む運用!
” 1002+2201+1001 ”(右)
≪出山信号場≫
3ヵ所あるスイッチバックでひとつ目の信号場で、頭端
式2線の列車交換とスイッチバックをするための信号場
です。ここで電車の進行方向が変わりますが、乗客の乗
降はなく、運転士と車掌が入れ替わります。
≪大平台駅≫
箱根湯本行き・強羅行き(左)
強羅行き"2000形2005"(中)
ホームに犬のマスコット(右)
スイッチバックでの列車交換が見られる唯一の駅と紫陽花の名所として知られ、
「あじさいの小径」では散策しながら旬の草花を満喫できます。
「あじさいの小径」で撮影!
” 2000形 2005 ”(左)
” モハ1形 103 ” (中)
” 2000形 2003 ”(右)
モハ2形110(左)
2000形2006(中)
1000形1002(右)
≪ 大平台~宮ノ下 ≫
「あじさいの小径」等で紫陽花とのコラボが
楽しめ、途中、二つの信号場があり変化に富
んだ撮影スポットです!
” モハ2形 110+109 ”
” モハ1形 104+106 ” ” 2000形 2002 ” ” 2000形 2006 ”
” 2000形 2005 ” ” モハ2形 110+109 ” ” 1000形 1002 ”
” モハ2形 109+110 ” ” 3000形 ”
≪上大平台信号場≫
急勾配を登り強羅へ向かう!”モハ1形104”(左) ”1000形1001”(右)
三箇所目の頭端式2線の構造を持つ列車交換、スイッチバックの信号場です。
運転士と車掌が簡易ホームで入れ替わりますが乗降の扱いはなく、途中下車
はできません。
上大平台信号場へ到着する!
” 3000形 ” (左)
” モハ1形 104+106 ”(右)
≪ 仙人台信号場 ≫
スイッチバックはなく、2線相対式の列車交換のため
の信号場です。交換を行わない電車も必ず、一旦停止
をします。乗降の扱いはありません。
信号場で強羅行き ” 2000形 2005 ” の到着を待つ!
≪宮ノ下駅≫
相対式ホーム2面2線を有し駅舎、改札口は2番線側にあり、
上下線は踏切を渡ります。紫陽花のスポット駅として知ら
れ、「夜のあじさい号」はこの駅に10分ほど停車します。
エキゾチック?な駅舎の前を通過する ” モハ1形 104+106 ”(左)
「紫陽花と電車のコラボ」を撮影する旅行者!(右)
” モハ2形 109+110 ” 新旧の車両ご対面!(”3000形”・”モハ2形109”) ” 3000形 ”
≪ 小涌谷駅 ≫
小涌谷駅(右)
箱根駅伝の往路5区・復路6区のコース路
で有名な”小涌谷踏切”にて!
新型車両 3000形「アレグラ号」(左)
小涌谷駅に到着する! ” モハ2形 109+110 ”(右)
” モハ1形 103+107 ”(左)
” 3000形 3001・3002 ”
※ 2014年にデビューした新型車両 3000形「アレグラ号」
箱根登山鉄道では初となるVVVFインバータ制御を採用し、すでに登場してい2000系
と連結することによって、繁忙期には全列車を3両編成とするために登場した車両。
姉妹鉄道提携を結んでいるレーティッシュ鉄道が走っているスイスにちなんで、スイ
スで使用されているロマンシュ語の挨拶から「アレグラ号」という愛称が設定され、
「鉄道友の会」のローレル賞を受賞した。
” 3000形 3002 ”・”1000形 1004 ” (右)
” 3000形 3001 ”・” モハ2形 110 ” (左)
≪小涌谷~彫刻の森≫
紫陽花の撮影では、大平台周辺と並ぶお立ち台
スポットで、彫刻の森美術館脇の直線は、夜の
「紫陽花ライトアップ」スポットとして有名です。
” 1000形 1002 ”(右)
” 2000形 2003 ”(左)
” 1000形 1003 ”(右)
” モハ1形 104 ” (左)
” 3000形 3001 ”(右)
” 1000形 1001 ”(左)
≪ 夜のあじさい号 ≫
紫陽花の見頃(6月18日~7月3日)に臨時運転として、
沿線6箇所のライトアップで徐行や停止を繰り返しなが
らゆっくり進み、宮ノ下駅(強羅行)もしくは、塔ノ沢
駅(箱根湯本行)では、電車から降りて撮影を楽しめる
特別電車です。 ※年度において日程は未定!
箱根湯本駅で到着を待つ マスコットと駅員さん!
満員大盛況「夜のあじさい号」受付! お出迎え! 電車が見えなくなるまで 行ってラッシャイ!
塔ノ沢駅で記念撮影!
ここでも駅係員?のお出迎え!
夜の塔ノ沢駅にて! 「深沢銭洗弁天」 3000形の到着を待つ!
「夜のあじさい号」 宮ノ下駅で約10分停車!
” 1000形 1001+1002 ”
箱根登山ケーブルカー
1921年12月1日開業、強羅駅と早雲山駅とを結ぶ1.2Kmの箱根登山鉄道の鋼索鉄道(ケーブルカー)
です。箱根観光の旅客輸送を担う関東では最も古いケーブルカー路線で、強羅駅・早雲山駅において
「箱根八里」の発車メロディが使用されている。
≪ 強羅駅にて ≫
” ケ100・ケ200形 ”
1995年に登場した車両でスイスのガングロフ社で製造された。車両は2両編成で
車内は傾斜に合わせた階段状となっており、各車内の行き来ができることが特徴で
日本のケーブルカーでは初めての冷房車です。