~ 懐かしき想い出 ~  ふっしゃん 鉄道写真の館

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大手私鉄

西日本鉄道
(THE RAIL KITCHEN CHIKUGO)

西鉄路線図
      西鉄の鉄道路線は、軌間および歴史的経緯(前身会社)の違いから大牟田線系統と貝塚線系統に大
      別される。大牟田線系統は、軌間が1,435mmで天神大牟田線、太宰府線、甘木線の3路線から構成
      される。貝塚線系統は軌間が1,067mmの貝塚線のみで構成され、他の西鉄路線から孤立した状態
      である。合計106.1kmの路線を営業しており、これは日本の大手私鉄16社の中では第9位である。
      天神大牟田線は、九州一の繁華街である天神に直通しており、料金不要の特急・急行列車が多数行
      き交っている。また、福岡市中心部から福岡県南部にかけてJR九州の鹿児島本線と並走しており一
      部競合関係にある。
      貝塚線は都心のターミナル駅を持たないが、貝塚駅で福岡市地下鉄箱崎線と乗り換えることで都心
      部への結節を果たしている。
      今回、2019年3月23日から運行を開始の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」2022年
      9月1日よりコース及び運行日程が変更にされた福岡(天神)発着の「地域を味わうアーリーランチ」
      乗車記を掲載しています。
                     ※ 昭和54年撮影 西鉄(天神大牟田線・甘木線・宮地岳線)掲載

   
   ≪ 福岡天神 駅 ≫
 九州最大の繁華街である天神の中心に位置し、福岡県を拠点と
 する大手私鉄の西日本鉄道(西鉄)最大のターミナル駅である。
 西鉄の基幹路線である天神大牟田線の起点で、福岡市内では博多
 駅に次ぐ規模を誇る。
 プラットホームがソラリアターミナルビル2階にある高架駅で、
 現在は4面3線の頭端式ホームとなっており、乗車専用ホーム
 (1 - 3番線)と降車専用ホームがある。


 太宰府観光列車「旅人(たびと)」
 車名は奈良時代に大宰府の長官として赴任し、多くの和歌を詠ん
 だ ”大伴旅人” より付けられました。また、旅人は “たびびと” と
 読めるため、太宰府を旅する列車という意味も込められています。
 5両編成で1号車は、「竈門神社と紅葉」、2号車「榎社と蓮の花」
 3号車「太鼓橋と花菖蒲」、4号車「菅原道真公と藤」、5号車
 「太宰府天満宮と梅」という和のテイストが、それぞれ車体に描
 かれている。
 内装は、5つの開運文様で構成、かなえたい願いの車両を選びな
 がら、太宰府づくしの車内を楽しめる。


 2番線の乗車および降車ホームの北口改札側各1両分でホームドアの
 実証実験が行われている。
 ※ 3000形
 2006年3月、600、700形の代替となる通勤電車として当社初の
 ステンレス車両で2007年に鉄道友の会ローレル賞を受賞。

 柳川観光列車「水都(すいと)」     (下)
 福岡市と水郷の城下町・柳川市を結ぶ6両編成。“ 柳川の伝統と四
 季の彩り” をテーマに、さげもんや白秋祭など古くから続く伝統
 行事や柳川に咲く花を車両にデザイン。また、柳川に息づく武家
 文化を象徴する「漆黒」や日本の伝統色を使用するなど、その色
 彩にもこだわっています。

 

 

 

 

 

 





  「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
                乗車記
 運行日は木・金・土・日曜日と祝日で、
 コースは西鉄福岡天神発着の「地域を味
 わうアーリーランチ」と、西鉄福岡天神
 駅発大牟田行きの「地域を味わうレイト
 ランチ」の2種類の運行。
 今回は、福岡発着の「地域を味わうアー
 リーランチ」に乗車しました。

    ※ 出発駅 福岡天神駅 10:10発 ⇒ 折り返し駅 花畑駅 (※乗降不可) ⇒ 到着駅 福岡天神駅 12:50着

  
  「ザ レールキッチン チクゴ」は2019年から運
  行しているカフェ&レストラン列車。
  窯を中心としたキッチンとダイニング車両によ
  る3両編成の座席数は52席です。
  外観は多数の受賞暦を持ち、業界でも注目され
  ている福岡南央子氏のデザイン。キッチンクロ
  スをイメージした赤いチェックで、おいしさと
  清潔感を表現しています。

  ※ 車両は6050形を改造
  6050形6053編成を種車とし、中間電動車
  6253号車を廃車として3両編成に組み換え、
  前面の前照灯はLEDに変更された。

 

 
 八女の竹を使用した竹
 編みの天井!
 これらは久留米藍胎漆
 器の職人が全て手作業
 で編み上げている。
 


 壁や床など車両の随所
 で使用している
 ”いぶし銀” の城島瓦
 400年以上の歴史を持
 ち独特の光沢を放つ。
 3000枚を超える瓦は
 全て手作業で作られて
 いる。

 

 家具のまち大川の家具
 や沿線の地域資源が
 インテリアとして施さ
 れています。

 

 

 

 

 







 

 アーティストが描く筑
 後川、久留米絣を利用
 したタペストリーなど
 で車内がデザインされ
 ている。

 

 

 
 ≪2両目のキッチン車両 ≫

 列車に窯を積みこみ、調理
 車両に設置されている電気
 窯で、500℃くらいまで調
 整できます。オープン料理
 や肉料理、食器の温めなど
 大活躍!

 窯があるおかげで、お客さ
 まに温かいお料理を提供で
 きます。
 揺れる車内でのきめ細やか
 な料理作りは大変!

 食事の始まりを知らせるユ
 ニークな楽器???


 コースは前菜から始まり、魚料理、
 肉料理、デザートというシンプルな
 構成。乗車してすぐにウェルカムド
 リンクをいただく。特別な時間の始
 まりを味わったところで、列車はゆ
 っくりゴトゴトと、南へ向かって走
 り出す。

 

   ≪ 前菜のプレート ≫

 前菜は6種の盛り合わせで3名のシェフがそれぞれ
 2種類ずつ監修。
 左側の2品は畑シェフによる監修で、手前から「ツ
 ナを詰めた赤ピーマンと大豆のサラダ」と「ナスの
 パルミジャーナ」。
 中央は井上シェフによる監修で、手前から「里芋と
 鶏そぼろ」と「原木椎茸とアオサのお浸しアーモン
 ドオイル和え」。
 右列は吉武シェフによる「うきはの卵のフォアグラ
 プリン グリッシーニを添えて」と「ハーブ海老の
 マリネ ストラッチャテッラチーズ トマトのジュレ」



 

  ≪ 魚のプレート ≫
 魚料理は井上シェフによる「奥日向鮭味噌幽庵焼き
 ピスタチオ仕立て」。シェフが海外勤務時に親しん
 だレバノン料理のエッセンスを採り入れた一品だそ
 うです。九州の素材が中東料理と奇跡の邂逅。

 





 

  ≪ 肉のプレート ≫
 肉料理は吉武シェフの監修で「糸島豚バラ肉のコン
 フィ バルサミコのヴィネグレット」。低温でじっく
 りと仕上げた豚バラ肉は、さわやかなヴィネグレッ
 トソースとかなり相性が良い。
 添えられるパンは、人気店「パンストック天神店」
 に特注した「白ストック・プティ」。ソースまでお
 いしく味わえ、さらにお酒(ワイン)が進む。

 




 
  ≪ デザート ≫
 締めのデザートを担当するのは畑シェフ。筑後地区
 の特産品・柿を使った「柿のスープとキャラメルア
 イス コーヒー付」。
 コーヒーは、久留米のコーヒーカウンティの観光列
 車オリジナルブレンドとなります。

 

 

 

  ≪花畑駅折り返し≫
  島式ホーム2面4線
 を持つ高架駅。2階
 部分にコンコースと
 改札口、3階部分に
 ホームがある。
 キッチンクロスをイ
 メージした外装と
 「hello」のネオンサ
 インがかわいい〜

 

 3番線に「水都」
  福岡天神行きが!
 4番線の折り返し
 「ザ レールキッチン
 チクゴ」とご対面!
 



 

 5000形 大牟田行き
       (左)
 7500形 甘木行き
       (右)

 

 

 

 

 筑紫駅でダイニン
 グ車両をのぞき込
 み、九州の方言の
 垂れ幕を掲げ歓迎
 する!
 筑紫乗務区の職員





 

 西鉄久留米駅では
 駅員による横断幕
 で歓迎!

 

 



 

 沿線のお好み焼
 き店前では旗振
 り歓迎!

 

 



 
  ≪蓮池~矢加部≫
  クリークの水鏡
  に映る!

  3000形
  福岡天神行き!



 

   田園地帯を往く! 9000形 大牟田行き
   
  ※9000形
  天神大牟田線の主力車両である5000形の代替として
  製造された車両で、西鉄では3000形以来11年ぶりの
  新形式車両である。 制御装置にSiC素子を適用した
  VVVFインバータを採用したことに加え、前照灯・尾灯
  車内照明など、すべての照明装置をLED化している。

 

 

 

  
   ≪愛宕神社境内≫

 趣のある神社境内!

 

 



 

 境内にはいろんな動物
 の石像が並んでいる!

 

 

 

 

 

 石像の合間から
 垣間見える!

 「ザ レール
   キッチン
    チクゴ」

 


 

  7000形
     (右)

 

 

 

 

 

  柳川観光列車
    「水都」

 

 

 

 


  ≪ 塩塚 ~ 西鉄中島 ≫

 塩塚駅近くの住吉神社

 

 



 

 

 随身門の木彫りの像
      (随身)   

 

 


 

 鳥居の前を狛犬
 に見守られなが
 ら往く!

 3000形
  福岡天神行き

 

 

 

 3000形
 大牟田行き(左)
 7000形
 福岡天神行き
      (右)




 踏切のすぐ前に
 住吉神社!

 9000形
 福岡天神行き
      (左) 7000形
 大牟田行き(右)
 

  ≪ 西鉄中島~江の浦 ≫
 西鉄中島駅を下車する
 とすぐ矢部川!

 矢部川橋梁を渡る!
 7000形 大牟田行き
        (右)

 



   
  沢山の漁船が停泊している矢部川橋梁を渡る!

  5000形 福岡天神行き 6両編成
  19m 車体で乗降口は両開きの片側3枚扉!


  7000形 甘木行き  (左・下)
  3000形 大牟田行き (右・下)

 

 

 

 

 

 

 

 

 



  ≪ 西鉄小郡 駅 ≫
 島式ホーム2面4線を
 有する地上駅。
 小郡市の中心部に位
 置し、甘木鉄道甘木
 線の小郡駅との乗換
 駅となっている。
 駅に到着の5000形
 福岡天神行き(左)

 
  柳川観光列車
   「水都」と車内
 平成27年に初代は
 8000形を改造。老
 朽化により、平成
 29年に代替として
 3000形(3017編成
 3018編成)を改造。
   
    〔 太宰府線 〕
   福岡県筑紫野市の西鉄二日市駅から福岡県太宰府市の太宰府駅までを結び、駅数は3駅(起終点駅含む)、全線単線の2.4kmの
   路線である。
   線内は普通列車のみの運行で、日中は毎時4本運行されている。大半の列車が太宰府線西鉄二日市 - 太宰府間の線内折り返しで
   一部の列車が天神大牟田線の筑紫駅・小郡駅・福岡(天神)駅まで直通する。
   沿線は住宅地が広がると共に高校・大学が多く、また太宰府天満宮や九州国立博物館など数多くの観光スポットがある。

 
  ≪ 西鉄二日市 駅 ≫
 4面5線の島式ホーム。
 乗場は7つ。
 太宰府線は通常時は
 1番または4番乗場から
 の出発。


 太宰府線(2.4km)
 を折り返す!
 
 6000形   (左)

 太宰府観光列車
 「旅人(たびと)」
        (右)

 

  太宰府観光列車
    「〜旅人〜」
 3000形(3010編成)
 を改造。車両デザイ
 ンは太宰府のさまざ
 ま観光名所や太宰府
 に咲く花を絵巻風デ
 ザインした外装と
 5つの開運模様で構
 成している。

 3号車には「願い事
 の紙」と「祈願箱」
 を設置している。
 また、各車両に設定
 された開運テーマ・
 和文様がデザインさ
 れた開運カードを、
 それぞれの車両に設
 置している。

 

 「願い事の紙」に願
 いごとを記入して縁
 結びで有名な竈門神
 社へ持って行くと、
 オリジナルの記念品
 が貰えるようです。
「乗車記念スタンプ」
       (右)
   


 ≪西鉄二日市~西鉄五条≫
 大宰府駅に向かう!
 太宰府観光列車 「旅人」

 太宰府線から天神大牟田
 線を走る「ザ レールキッ
 チン チクゴ」を望む!
         (左)

        
     ≪ 太宰府 駅 ≫
   太宰府天満宮を模した外観の駅舎!
  同線の終点で、太宰府天満宮最寄り駅である。
  前身である太宰府馬車鉄道から辿れば、現存す
  る西鉄最古の駅でもある。

  頭端式3面2線のホームを持ち、2線を3面のホー
  ムで挟む構造となっている。
  中央のホームが乗車専用、両側のホームが降車
  専用となっている。



 

 

 

 

 







 

 

 

 

 

 

   〔 西鉄甘木線 〕
   福岡県久留米市の宮の陣駅から同県朝倉市の甘木駅までを結び、全線単線で営業キロ17.9kmの路線である。
   普通列車のみの運行で、全列車が天神大牟田線の西鉄久留米方面に直通し、全列車2両編成でワンマン運転を行っている。

 
  ≪ 古賀茶屋 駅 ≫
 単式ホーム1面1線の駅。
 かつては列車交換設備
 があったが、昭和40年
 代に廃止。

 




    ≪ 古賀茶屋 ~ 北野 ≫
  古賀茶屋駅そばの大刀洗川の橋梁付近を往く!
  7000形 甘木行き


  川面に7000形2両編成の水鏡!

 

 

 

 

 
  ≪ 甘木 駅 ≫
  西鉄の駅舎としては
 現存最古の1948年
(昭和23年)に建築さ
 れた。

 



 

  島式ホーム1面2線を有する駅で、自動券売機、自動改札機が
  設置されている。
  甘木鉄道の駅は、100メートルほど離れており、別の駅舎と
  施設を持つ。

  発車を待つ! 7000形 大牟田行き

 

 

   〔 貝塚線 〕
  福岡県福岡市東区の貝塚駅から糟屋郡新宮町の
  西鉄新宮駅までを結ぶ、全線単線で営業キロ
  11.0 kmの路線である。
  かつては西鉄新宮駅から先、津屋崎駅まで路線
  が延び、路線名も宮地岳線と称していた。
  2007年4月1日に同区間を廃止し、同時に路線
  名も貝塚線に改称した。 
 
   ≪ 貝塚 駅 ≫
  福岡市地下鉄の箱崎線と西鉄の貝塚線が乗り入
  れている。
  発車を待つ! 600形 602F 新宮行き




   ≪ 多々良車庫 ≫
 博多湾鉄道汽船貝塚線(のちに西鉄宮地岳線を経て
 現・西鉄貝塚線)開業と同時に開設された工場およ
 び車両基地で、貝塚駅の北隣(西鉄新宮寄り)にある。
 
 車庫線に留置! 600形
  614F(手前)・ 616F(奥)
 



  ≪ 貝塚 ~ 名島 ≫
 多々良川を渡る!
 「名島川橋梁」と
 電車が撮影でき人気
 スポット!
 600形 604F
 新宮町PRラッピング
 車両「さんくすしん
 ぐう」  新宮行き

 

 60周年記念ヘッドマ
 ークが付けられた
 600形  貝塚行き

 

 


 
 JR鹿児島本線
 「多々良川橋梁」
 を渡る!
 885系
 「ソニック」
  大分行き(右)
 811系
  福間行き(左)

 

 813系
 門司港行き(左)
 811系
 (リニューアル車)
 久留米行き(右)



 

    博多臨港線 多々良川橋梁を渡る!

         貨物列車(金太郎号)
 

 

 

 

 



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