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大手私鉄
西日本鉄道(天神大牟田線)
天神大牟田線は、西鉄福岡(天神)駅から大牟田駅まで74.8㎞を結び、福岡県を南北に結ぶ
大動脈であり西鉄随一のドル箱路線である。沿線には県下でも比較的規模の大きな都市や拠点
的な都市が連なっており、福岡都心から各地へ向かう路線の中でも古くから沿線開発が進んだ。
2000年12月までは路線名が大牟田線であったことから、本路線のことを「天神大牟田線」で
はなく「大牟田線」と呼ぶ利用者が多い。また福岡駅が福岡(天神)駅に改称された。
※ 令和4年撮影 西鉄Ⅱ(THE RAIL KITCHEN CHIKUGO)掲載
” 2000形 2011 ” 大牟田行き
※ 2000形
特急の旅客サービス向上を主目的に、1000形・
1300形を置き換える形で製造された特急形電車
である。編成あたりの両数を増やし、冷房装置や
転換クロスシートを採用するなど、車内・外とも
に1000形とは一線を画する新設計で製造された。
このような旅客設備が評価され、九州の鉄道会社
として初となるローレル賞を受賞した。
その後、8000形の台頭により主に急行に使用さ
れていたが、日中の急行はすべて3000形に統一
されたため2010年(平成22年)3月27日のダイ
ヤ改正以降は定期運用から外され、年内に廃車・
解体された。
600形 (626+627+677) 福岡行き
※ 600形
大牟田線(現・天神大牟田線)向けの通勤形
電車として、1962年から1972年の10年間
合計9次に分けて27編成57両が製造された。
製造は全車両とも川崎(川崎車輛→川崎重工
業)である。のちに甘木線や宮地岳線(現・
貝塚線)にも転用された。
626+627-677は7次車(1969年製造)で
ATS車上子を保護するため前面の車体下にス
カートを新設した。現在は貝塚線でのみ運用
されている 。
1000形 大牟田行き
※ 1000形
大牟田線(現・天神大牟田線)の特急電車用として
1957年より1960年までに、日本車輌製造および
近畿車輛で4両編成6本の24両が製造された。
西鉄初の全普通鋼製車両で、タマゴ状の流線形を
持つ正面は国鉄80系電車(湘南電車)を真似た、
当時流行していた大型2枚窓非貫通構造である。
6050形・7000形の製造に伴い、1996年~2000
年に順次廃車となり形式消滅した。
303形(307-327-357 ) 大牟田行き
※ 303形
1948年、汽車製造の17m車で当初は大牟田
線系統で使用された。1961年に300形で西
鉄初の5連運転が開始された。後年の5000形
の増備により同線からすべて撤退し、1986年
に宮地岳線(現・貝塚線)に転属した。
307編成は部分廃止後も残り、朝夕ラッシュ
時のみ運用されたが、2007年12月25日より
全列車が2両編成運転とされたため、用途がな
くなり廃車となった。
≪ 筑後川橋梁を渡る ≫
2000形
600形
700形 (ク701 - モ702 - モ703 - ク704)
大牟田線用として1972年(昭和47年)に製造。
3扉通勤車で、後に登場した5000形に反映される
4両固定編成の試作車という意味合いが強く、製
造は1本のみという少数車両となった。
11月2006年(平成18年)5月8日付けで3000形
に置き換えられ廃車となった。
※ 甘木線・宮地岳線は私鉄ローカル線蘭へ