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路面電車
都電荒川線
三ノ輪橋停留場から早稲田停留場まで、荒川区・北区・豊島区・新宿区の四つの区をまたぎ
全30駅ある12kmの区間を約50分で運行します。東京都交通局を事業主体とする東京都電車
(都電)の軌道路線(路面電車)で、愛称は「東京さくらトラム」。大部分は専用軌道からなり、
併用軌道は明治通り(国道122号)上の王子駅前 -飛鳥山間と小台 - 熊野前間のみです。荒川線
の前身は王子電気鉄道といい、明治44年から開業、その後東京都に事業譲渡され都電となり、
昭和49年に現在の早稲田~三ノ輪橋の営業で都電荒川線と改称し現在に至ります。
今回は平成30年4月の撮影で、昭和54年以来の訪問となります。
※ 昭和54年5月撮影/上段の都電荒川線Ⅰをクリック
≪ 早稲田 ≫
終点折り返しの停留場の早稲田。大通り(新目白通り)
の真ん中にある。
頭端式ホーム2面1線を有する地上駅。線路を挟むよう
に南北にホームがあり、写真左側が降車専用、右側が
乗車専用である。
” 7700形 7701 ”
≪ 面影橋 ~ 学習院下 ≫
遮断機の無い高戸橋交差点の踏切を渡り、明治通り
から新目白通りへ入る!
” 8800形 8804 ” 早稲田行き
高戸橋交差点踏切で信号待ちの早稲田行き電車を横目に過ぎ去る!
” 8800形 8804 ” 三ノ輪橋行き
高戸橋交差点から神田川を渡り、真っ直ぐ延びる
線路の先にそびえ立つのは池袋のランドマーク、
サンシャイン60!
” 8800形 8808 ” 三ノ輪橋行き (左)
” 8800形 8806 ” 早稲田行き (右)
8800形 8804
(左)
9000形 9002
(右)
神田川を渡る! ” 7700形 7705 ” 三ノ輪橋行き
※ 7700形
2017年に形式消滅となった7000形の電装品や台車等を8900形と同等のものに
交換した更新車。2016年5月30日より運用を開始し、同年度末までに合計8両が
導入された。( 7701 - 7702号車は緑色基調、7703 - 7705号車は青色基調、
7706 -7708号車はえんじ色基調。)
≪ 都電雑司ヶ谷 ≫
東京メトロ副都心線の雑司が谷駅は当停留場では
なく南隣の鬼子母神前停留場において接続する。
このため雑司が谷駅開業に合わせて、当停留場の
名称は「雑司ヶ谷」から「都電雑司ヶ谷」に変更
された。
鬼子母神前方面を望む!” 8800形 8802 ” 早稲田行き
” 8800形 8805 ” 三ノ輪橋行き
※ 8800形
7500形の老朽化置き換え用として、9000形とは別の新型車両として
2両が2009年4月26日に運用を開始した。導入に先立って車両のデザ
インが3案提示され、一般公募によるデザイン投票が行われ最多得票を
獲得した丸みのあるデザインが採用された。2010年3月からは8803-
8805が営業運転を開始、8806と8807は10月22日から、8808-
8810は12月25日から営業入りして、予定の10両が揃った。
※ 車体カラーリング
前面と側面上下縁辺にローズレッド(8801-8805)・バイオレット(8806-8807)・オレンジ(8808-8809)・
イエロー(8810)と、側面全体は白となり、前扉寄りに"Arakawa Line"のロゴが配置されている。8801号車から
8805号車までのローズレッドのカラーリングは、荒川線沿線に植栽されているバラをイメージしたものである。
≪ 大塚駅前 ≫
JR高架下、大塚駅の巣鴨方に相対式ホーム2面2線を有し、ガード下いっ
ぱいに停留場が設けられている。東側の線路に下り(早稲田方面)、
西側の線路に上り(三ノ輪橋方面)の電車が発着する。
” 8800形 8805 ・ 8800形 8810 ”
” 8800形 8809 ・ 8800形 8804 ” (左)
” 7700形 7701 ” (右)
下りホームの北端近くの窓口で、定期券などを
販売している!
駅の向原方に渡り線があり、大塚駅前止まりの電車
がこれを用いて転線している!
” 8800形 8804 ” 早稲田行き (左)
” 8800形 8808 ” 三ノ輪橋行き (右)
” 8800形 8810 ” 三ノ輪橋行き
当形式で1両しかない黄色のカラーリング車両であることから
その車両を見つけると幸せになれるとの都市伝説が生まれた!
” 8800形 8804 ” 早稲田行き (左)
” 8800形 8806 ” 三ノ輪橋行き(右)
” 7700形 7705 ” 早稲田行き (左)
” 7700形 7707 ” 三ノ輪橋行き(右)
≪ 飛鳥山 ~ 王子駅前 ≫
都電唯一の併用軌道区間で、都内有数の桜の
名所である飛鳥山公園を臨みながら、66‰の
急勾配を約200m走行して明治通りとの併用
軌道を離れ、右にカーブを切って専用軌道に
進入し飛鳥山停留場に到着!
” 8800形 8804 ・ 8900形 8901 ”
” 8900形 8901 ” 三ノ輪橋行き
※ 8900形
7000形の置き換えとして、基本性能は8800形と同じ
で、車体各部のデザインが変化。2015年9月に8901・
8902(オレンジ)、同年12月に8903・8904(ブルー)、
翌年2016年3月に8905・8906(ローズピンク)、同年
8月に8907・8908(イエロー)が営業運転を開始した。
” 8900形 8901 ” 三ノ輪橋行き(左)
” 8800形 8804 ” 早稲田行き (右)
” 9000形 9001 ” 三ノ輪橋行き
※ 9000形
昭和初期の東京市電をイメージしたレトロ車両
として、また6000形に代わる新イベント車両
として、2007年に9001号、2008年に9002
号が運行開始。塗色は上部がクリーム、下部が
エンジ(9001号車)・ブルー(9002号車)のツー
トンカラーでアクセントに金色の模様が施され
前面上部に東京都交通局の局紋が装飾された。
” 7700形 7703 ” 三ノ輪橋行き (左)
” 7700形 7708 ” ラッピング電車(右)
” 8500形 8502 ”
警視庁のマスコットピーポくんのヘッド
マークを付けた「ピーポくん号」
※ 8500形
老朽化した車両の置き換え、および活性化と
イメージアップを目的に1990年から1993年にかけて5両(8501 - 8505)が製造された。
≪ 王子駅前 ≫
JR王子駅の隣にあり、JR線との乗り換え客と飛鳥山公園の行楽客で、
都電の停留場の中で最も乗降客が多い。
飛鳥山公園の外側を半周するように周って王子駅前停留場へ!
ここで短い併用軌道は終わり、三ノ輪橋終点まで再び専用軌道を走る。
” 7700形 7705 ” 三ノ輪橋行き
” 8900形 8908 ”
「都電落語会」
東京の魅力を発信するため、
都電と伝統芸能である落語と
コラボした企画のラッピング
電車! (左)
” 8500形 8503 ”
「ほっとした町荒川区」
ラッピング電車(右)
「北とぴあ」から眺望! ” 8900形 ”
左端に飛鳥山モノレール!
※「北とぴあ」
王子駅前にある北区の公共施設で、17階
には無料の展望室があります。この展望室
からは北、東、南の3方向が見え、飛鳥山
公園、スカイツリー、隅田川が見え、東北
上越新幹線、東北線、高崎線、京浜東北の
在来線の電車や都電も一望できます。
併用軌道境界での都電離合風景!
JR王子駅には京浜東北線しか停車しないが、この駅の
ホーム脇線路には、東北線(宇都宮線、高崎線)や、湘
南新宿ライン、そして高架上を東北・上越・北陸新幹線
などが通過していき、見応えのある鉄道風景を楽しめる
場所です。そして駅前には、都電荒川線の王子駅前停留
所もあって、都電と新幹線のアンサンブル風景があるの
も魅力です。
≪ 荒川二丁目 ≫
停留場の前にある荒川自然公園は、下水
処理場の上に築かれた人工地盤に造られ
た公園です。
” 8900形 8901 ” 早稲田行き (左)
” 7700形 7705 ” 三ノ輪橋行き (右)
右側に東京都下水道局・三河島水再生センターを臨む!
この大施設は、日本初の大規模下水処理場です。
” 8800形 8809 ” 三ノ輪橋行き (左)
” 8900形 8902 ” 三ノ輪橋行き (右)
” 8900形 8901 ・7700形 7707 ” (左)
” 8900形 8904 ” 早稲田行き (右)
≪ 三ノ輪橋 ≫
昭和30年頃のイメージをコンセプトにしたデザインで統一され、
レトロな雰囲気が漂う!
1997年、関東の駅百選に認定。認定理由は「春には見事なバラ
が咲き揃う都内唯一の都電が走る停留場」
降車ホームと乗車ホームが別々になっている。
降車ホームで乗客を降ろした後、乗車ホームに
電車が移動して乗客を乗せて発車する。
乗車ホームと降車ホームの間の通路は「三ノ輪橋広場」
となっており、降車ホームは商店街の通路上にあり、
乗客でない通行人もホーム内を通り過ぎていく
” 7700形 7705 ” 早稲田行き