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土 讃 線(香川・徳島編)

土讃線香川編
     香川県仲多度郡多度津町の多度津駅から高知県高知市の高知駅を経て、同県高岡郡四万十町の窪川駅
     に至る全長198.7kmの路線で、多度津~琴平間11.3kmのみ電化された全線単線のJR四国の幹線鉄
     道である。
     讃岐山脈および吉野川上流に沿って四国山地を越えて多度津と高知を結び、さらに土佐湾沿いの内陸
     部を通り窪川を結んでいる。
     今回は、多度津~讃岐財田(香川県)、坪尻~大歩危(徳島県)の区間を掲載しています。
     また、2017年(平成29年)4月1日に多度津駅~大歩危駅間を運行している観光列車「四国まんなか
     千年ものがたり」の乗車記を掲載しています。

   ≪ 多度津 駅 ≫
 土讃線は当駅が起点であるが、
 予讃線高松駅方面へ直通する列車
 が数多く設定されている。
 四国キヨスクが運営する、”四国
 まんなか千年ものがたり”のラッ
 ピングを施した「セブンイレブン
 Kiosk多度津駅前店」(右)

  土讃線では「あかいアンパンマン列車」と「きいろいアン
  パンマン列車」の2種類の列車が、自然いっぱいの景色が
  広がる、岡山駅~高知駅間を毎日運転しています。

  アンパンマンの作者 やなせたかし 氏の出身地は高知県
  香美市。その縁もあって、土讃線特急「南風」の一部と
  してアンパンマン列車はデビューした。2020年7月に
  新車両としてJR四国の最新鋭特急形気動車2700系が
  デビュー!

  


  ニコニコ笑顔いっぱいのアンパンマンとその仲間たちが描かれ
  ている列車が、赤色をベースとした車体の「あかいアンパンマ
  ン列車」です。
  4両編成(3両編成で運転の日もあります)の全車両にアンパン
  マンとその仲間たちのイラストが描かれており、大きなアンパ
  ンマンは両側の先頭1・4号車(3両編成の場合は1号車)に描
  かれています。
  車内には、“アンパンマンと仲間たちとのたくさんの出会い”を
  テーマにした24席限定の指定席「アンパンマンシート」があり
  シートや天井、カーテンまでもアンパンマンと仲間たちで彩ら
  れています。

 

 

 

 

 



 


  キラキラ元気いっぱいのアンパンマンとその仲間たちが描かれ
  ている列車が、黄色をベースとした車体の「きいろいアンパン
  マン列車」です。「あかいアンパンマン列車」と同じく4両編
  成(3両編成で運転の日もあります)の全車両にアンパンマン
  とその仲間たちのイラストが描かれていますが、同じ1号車で
  も「あか」と「きいろ」では表情や配置が異なり、2種類のア
  ンパンマンの世界を楽しむことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ 「四国まんなか千年ものがたり」

2017年4月1日から、JR四国としては「伊予灘ものがたり」に続く第2弾の観光列車として、多度津駅・琴平駅
~大歩危駅間で観光列車として運行されている。伊予灘沿いの区間を走る予讃線(愛ある伊予灘線)の観光列車
「伊予灘ものがたり」に対し、土讃線の観光列車は山と川をテーマとしている。名前は四国の中央部を走行し、
沿線に善通寺や金刀比羅宮、平家落人伝説の祖谷など千年の歴史文化があることから命名された。
土休日を中心に年間120日程度運行、午前に運行する下り列車は「そらの郷紀行」、午後の上り列車は「しあわ
せの郷紀行」の愛称が付けられている。
車両は、キハ185系気動車の改造車3両編成を使用し、大歩危側(多度津寄り)からキロ185-1001+キロ186
-1002+キロ185-1003である。キロ185-1001は1号車「春萌(はるあかり)の章」とし車体を緑、キロ186
-1002は2号車「夏清(なつすがし)の章」とし車体を側面の2-4位側を青、側面の1-3位側を白、キロ185-
1003は「秋彩(あきみのり)の章」とし車体を赤と黄のカラーリングとしている。

 特急列車、かつ全席がグリー
 ン車指定席となっているため
 利用には乗車券のほか、特急
 券・指定席グリーン券が必要
 である。



 

 

 

 

 

 

 



 「四国まんなか千年ものがたり」に乗車し、イザ 大歩危駅へ!

  多度津駅の駅長さんや関係スタッフが、ホームで手を振って
  お見送りの ” 暖かいおもてなし ” に感動!

 

 

 駅を出てからも線路脇で大勢の駅係員さんからの熱烈な歓迎!


 

 

 

 

 





 カウンターではアルコール
 ソフトドリンクなどのお飲
 み物や軽食、オリジナルグ
 ッズやお土産などを販売!
 


    * 1号車「春萌の章」
      若葉の芽吹きをイメージした1号車「春萌(はるあかり)の章」は、若草色に彩られたソファーが、褐色の室内から
      鮮やかに浮かび上がるデザイン。左右両方向の車窓が楽しめる座席配列となっております。 「春萌(はるあかり)」
      の萌えるは、春の色彩・光の波長に合う漢字で若葉の芽吹く色がまるであかりのように見えたことから “ 萌 ” を
       “あかり” と読むこととし、若葉をイメージした新緑色のソファーが色鮮やかです。

 私は、1号車に
 乗車しましたが
 豪華なお食事は
 予約していなか
 ったので、一人
 寂しくビールと
 おつまみ!!!



    * 2号車「夏清の章」「冬清の章」
      夏の川のすがすがしさ、冬の空気の清らかさを表した2号車「夏清(なつすがし)の章」、「冬清(ふゆすがし)の章」
      は、徳島県の伝統工芸品である藍染めがカラーモチーフの床フローリングが特徴です。 また、長さ7mのベンチソファー
      は、囲炉裏を囲む団らんの風景をイメージ。このシートは、親子3世代やお友達同士での貸し切りなど6名様以上のグルー
      プでのご利用が最適です。このクッションも、千年ものがたり専用の特注品。川の流れをイメージしているそうです。

 

 

 

 




    * 3号車「秋彩(あきみのり)の章」
      色づく山々、熟れた果実をイメージした3号車「秋彩(あきみのり)の章」。讃岐平野の水田に頭を垂れる稲穂の黄金色
      大歩危、小歩危の渓谷を深紅に染める紅葉色のソファーが、徳島県産の杉材に包まれた凜とした室内空間に浮かび上がり
      ます。 “彩”という漢字のつくりで木の上にあるツは木の実でこれを採っている象形文字がこの漢字の元といわれており、
      “みのり”という読み方をあてはめ、“あきみのり”と読むことにしました。紅葉色のソファーに彩られたインテリアでシッ
      クにまとまっています。他の車両に比べてさらに落ち着いた雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

 走行中の窓の外にも、地域
 の方々が職場の窓越しやマ
 ンションから、田んぼや畑
 から農家の人が作業中の手
 を休め手を振って歓迎して
 くれます!
 

 

 「四国まんなか千年ものが
 たり」” そらの郷紀行 ” が
 吉野川橋梁を渡っています。
 ここには ”おもてなし案山
 子隊” が黄色い大きな旗を
 振って歓迎してくれていま
 す!
 




   ≪ 琴平 駅 ≫
 明治22年に開業、洋風
 建築の歴史ある駅舎で
 2012年、国の登録有形
 文化財に登録された。
 琴電琴平駅と共に、金
 刀比羅宮(通称は讃岐
 の金毘羅さん)の最寄
 り駅!

 琴平駅構内に、新しく観光
 列車専用待合室を設けた。
 「そらの郷紀行」に乗車の
 方はウェルカムサービス利
 用者専用の待合室「ラウン
 ジ大樹」がある。

 

 

  食事予約券購入者にのみ
 「そらの郷紀行」の乗客に
 はウェルカムドリンクが、
 「しあわせの郷紀行」の乗
 客にはフェアウェルサービ
 スとしてシャーベットが、
 それぞれ提供される。
 駅出発の際、駅長さんや関
 係スタッフがお見送り!

 

 

 

 

 


     ≪ 坪尻 駅 ≫
 坪尻駅の開設は1929年(昭和4年)4月23日。当初は坪尻信号所
 として、駅に昇格したのは戦後の1950年(昭和25年)1月10日。
 この木造駅舎はその約2年前の1948年(昭和23年)に竣工した。
 JRか徒歩でしかたどり着けない坪尻駅は鮎苦谷(あゆくるしだに)
 川沿いの谷にあり周辺には民家がなくマニアの間では「秘境駅」
 と呼ばれ、多くのファンに愛されている。この地は元々、川底
 だったという。しかし、鉄路を通す時に敷地を確保するため、
 水を流すためのトンネルを掘削し水流を変えてまで、信号所を
 開設したというそれ程の難所だったのだ。

 

 

 

 

 

 



  坪尻駅の正面入り口
 駅舎内の待合室は出入口・
 ホーム側ともに引き戸とな
 っており閉めることもでき
 るため虫の侵入を防ぐこと
 ができる。
 

 

 ホームには「らぶらぶベン
 チ」なる木のベンチが設置
 されている。
 待合室内には発車時刻表、
 10分以上停車する列車の時
 刻表、定期列車の通過時刻
 表が掲示されている、ほか、
 駅ノートや駅スタンプが置
 かれている。

「四国まんなか千年ものがたり」
 ”そらの郷紀行”引き上げ線に
 入線、駅に到着のスイッチバ
 ックをするため運転台を換わ
 り車内を通る運転士に拍手!

 ホームで「四国まんなか千年
 ものがたり」とアテンダント
 さん・車掌さんとの1枚!!

 

  四国に2つしかないスイッチバック駅の1つ(もう
  1つは同じ土讃線新改駅)である。
  当駅で停車する列車は、下り列車(阿波池田方面)は
  引き上げ線に待避してから駅に進入し、上り列車
  (琴平方面)は駅を出発して引き上げ線に待避したの
  ち琴平方面に向かう。運転士は進行方向を変えるご
  とに必ず前方となる運転台へ移動する。
  通過列車は、横の本線を高速で去っていく。  

  午後の上り列車 多度津行き
  「四国まんなか千年ものが
   たり」
  ” しあわせの郷紀行 ”
      が坪尻駅に到着!

 




 数分間停車し、スイ
 ッチバックをするの
 に運転台を代わり多
 度津駅に向かうため
 引き上げ線に入る!

 

 



  引き上げ線から、坪尻
  駅を横目に坪尻トンネ
  ルをくぐり多度津駅へ
  向かう!





 

 

 

 

 




 先頭が2700系 2806の
「きいろいアンパンマン列車」
  気動車特急「南風」
        高知行き
  
 坪尻駅横の本線路を高速
 で駆け抜けていく!
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 坪尻駅に到着後、スイ
 ッチバックして多度津
 駅に向かう!
    1000形 気動車

 

 

 

 

 

 

 



 四国まんなか千年も
 のがたり ” そらの郷
 紀行 ” が引き上げ線
 を経由して紅葉の坪
 尻駅に到着!
 ※写真撮影のために設
 置された坪尻駅展望台
 から撮影!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 




  「四国まんなか千年も のがたり」
   ” そらの郷 紀行 ”
  坪尻駅に停車している横を、気動
  車特急 2700系「南風」岡山行き
  が高速で通過していった!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 坪尻駅を高速で通
 過していく!
 気動車特急
 2700系「南風」
      高知行




  ≪ 箸蔵 ~ 佃 ≫
 気動車特急 2700系
「南風」高知行が吉野川
 橋梁を渡っています。
 ここは ”おもてなし
 案山子隊” がいると
 ころです!


 

 土讃線の箸蔵駅と
 佃駅の間は香川・
 徳島県境の猪鼻
 トンネルに向か
 って大きく180
 度回り込みます!
 

 



   ≪ 阿波池田 駅 ≫
  線路名称上では土讃線単独
  駅であるが、隣の佃駅から
  分岐する徳島線の列車も当
  駅を運転系統上の起点とし
  ている。ホームは相対式
  1面1線・島式2面4線で合
  わせて3面5線ある。



  ホームにバラエティーに
  富んだ車両が集結!
  左から
 *藍よしのがわトロッコ
 *ゆうゆうアンパンマンカー
 *きいろいアンパンマン列車
  





  四国まんなか千年ものがたり
  出発時の恒例の駅長、関係ス
  タッフのお見送り!

  踏切には幼稚園児が可愛いお
  手振りの暖かいおもてなし!

 

   ≪ 阿波川口 駅 ≫
 周辺地域に伝わる妖怪タヌキ
 伝説をもとに妖怪タヌキの里
 としてPRするために平成
 29年11月に汽車に化けた
 「汽車狸」をモチーフとした
 装飾が施された。
 上の狸は、大きな顔の上に
 制帽を被っている「汽車狸」
 です。


 

 無人化されているこの駅には
 昔窓口があったであろう場所
 に ”たぬき駅長” がいます!

 



 観光列車・四国まんな
 か千年ものがたり(しあ
 わせの郷紀行)が運転停
 車する際、ホームでや
 ましろ狸の会の化けタ
 ヌキ着ぐるみ等による
 歓待や地元特産品の販
 売等が行われている。
 ”そらの郷 紀行”は通過
 のため、化けタヌキの
 お手振り歓迎!

 

 

 

 

 

 



 ≪ 阿波川口~
     小歩危 ≫
 朝靄の中、白川橋
 梁を渡る!
 「きいろいアン
   パンマン列車」
     岡山行き

 

 

   ≪小歩危駅≫
 開業は、昭和10年で開業当時の
 駅名は西宇(にしう)駅。
 昭和25年に現在の駅名に改称さ
 れた。
 道路や集落などから見るとかな
 り高い場所にあり、断崖を削っ
 て作られた駅である。

 相対式ホーム2面2線の交換可能
 の無人駅!

 駅舎は、開業当時から使われて
 いて素朴で質素な駅舎内です!


 

 

   「大歩危・小歩危」
 2億年の時を経て四国山地
 を横切る吉野川の激流によ
 って創られた約8kmにわ
 たる溪谷で、大理石の彫刻
 がそそりたっているかのよ
 うな美しい景観です!
 ※「四国まんなか千年もの
  がたり」車内より撮影

 

 ホテル「大歩危まんなか」
 からは、ホテル関係者が仕
 事の手を休め、暖かいお手
 振り歓迎!

 



 
 道の駅 大歩危ラピス(妖怪
 屋敷と石の博物館)では大
 勢の人が旗を振って見送り
 をしてくれています!

 

 

 ≪ 小歩危 ~ 大歩危 ≫
 四国山地を越える山
 岳路線土讃線のハイ
 ライトである第二吉
 野川橋梁。
 この橋は全長250m、
 高い橋脚に支えられ
 た雄大な曲弦ワーレ
 ントラス橋です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「四国まんなか千年
 ものがたり」
 ”そらの郷 紀行”
 第二吉野川橋梁を
 渡りまもなく終点
 大歩危駅に到着し
 2時間30分の楽し
 い旅も終わりをつ
 げます!

 

 

 

「きいろいアンパン
 列車」 気動車特急
 ”南風”が 第二吉野
 川橋梁を渡り高知
 駅に向かう!

 

 

 

 

 第二吉野川橋梁を
 渡る!
 1000形
   大歩危行き

 

 

 

   ≪ 大歩危 駅 ≫
 土讃線における徳島県内最
 後の駅となっている。
 2011年4月に地元生まれ
 のこなき爺の「妖怪駅長」
 が就任し、観光案内所入口
 横に木彫りのこなきじじい
 像が置かれお客さんの出迎
 えと見送りを行っている。
 花の陰にも妖怪たちが!!

 

 

 

 

 

 

 




 駅無人化を機に地元住民に
 より結成された「JR大歩
 危駅活性化協議会」が清掃
 植樹、駅事務室の改装、
 観光列車の出迎えなどを行
 っている!
 

 

 JR大歩危駅活性化協議会
 による熱烈なお出迎え!

  ご苦労様でした!!

 

 

 

  土日・祝日を中心に運行
  されている観光特急列車
 「四国まんなか千年ものが
  たり」は当駅で折り返し
  ” しあわせの郷紀行 ”
  多度津行きとして14時
  21分発の発車を待つ!


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